渋野日向子、原因不明の体調不良に襲われていた「体が結構パンパンになっちゃって」 日米両ツアーを兼ねる一戦へ「すごく楽しみ」/国内女子ゴルフ
女子ゴルフで日米の両ツアーを兼ねる「TOTOジャパンクラシック」は31日から4日間、滋賀・瀬田GC北C(6616ヤード、パー72)で開催される。30日は出場選手がプロアマ戦などで最終調整。米ツアー本格参戦3年目の渋野日向子(25)=サントリー=は、原因不明の体調不良に襲われていたことを明かした。大会は予選落ちなしで行われ、優勝者には来季米ツアーのシードが与えられる。 帰ってきた日本で、最善を尽くす。最終調整を終えた渋野は、開幕への期待と不安を口にした。 「米ツアーで自国開催はこの大会だけなので、すごく楽しみにしている。ゴルフの調子は不安が多いですけど、日本でできる喜びをかみしめながらプレーしたい」 2週前に韓国で行われた米ツアー「BMW女子選手権」は大会前日に欠場を発表。実は原因不明の体調不良に襲われていた。「けがではないが、全身が痛かった。体が結構パンパンになっちゃって、関節が曲がらないみたいな感じだった。原因は分からなくて」。欠場を表明したその日のうちに帰国。今大会までの期間は地元の岡山で過ごし、「ボーッとして動かないようにしていました」と静養に充てた。 症状を改善するための薬は毎日服用中。「治ってはいないが、2週間前より体の状態はマシになってきている」という。クラブを握り始めたのは先週末から。「ショットの距離が落ちている感覚がある。いいイメージは少ない」。その分、グリーン周りのアプローチが増えることも予想され、「打たされることが多いかな」と10ヤード前後の練習に時間を割いてきた。 今季は6月の「全米女子オープン」で2位。同月の「全米女子プロ選手権」で7位とメジャー大会で上位に食い込んだ。米ツアーのポイントランキングは現在56位。同ランク上位60位までが出場できる来月21日開幕の今季最終戦「CMEグループツアー選手権」を前に、少しでも上位に入ってランクを上げたいところだ。「結果を求めたい気持ちもめちゃくちゃある。悔いが残らないように、できる限り頑張りたい」。今季2度目の日本での試合。渋野が今できる全力をぶつける。(鈴木和希)