井上あずみさん退院、石川へ思い 「笑顔で会うこと目標に」
昨年脳出血で倒れ、救急搬送された歌手の井上あずみさん(58)が7日、退院したと公式サイトで発表した。左半身にまひが残り、リハビリを続けると報告。生まれ育った石川県に、能登半島地震で避難生活を送る人たちが多くいることに触れ「しっかり治して、いつか皆さんと笑顔で会えることを目標に頑張ります」と思いをつづった。 井上さんはスタジオジブリの映画「となりのトトロ」のオープニング曲「さんぽ」や「天空の城ラピュタ」の「君をのせて」などを担当したことで知られる。昨年8月、公演のリハーサル中に倒れ、代役を娘のゆーゆさん(19)が務めていた。 発表によると、入院先で5カ月にわたる治療とリハビリを終えて退院。今後は自宅で療養しながら復帰に向けたリハビリに取り組む。井上さんは「応援に駆け付けたい気持ちは募るばかりですが、今はまだ身体の自由が利きません」と明かした。