“怒りっぽい人”が使いがちな言葉4選!「アンガーマネジメントの6秒ルール」をプロが伝授
もはや何度耳にしたかわからない「旦那が怒りっぽい」という愚痴。 「いやいや、そっちのほうが!」という人も、「俺は怒りっぽくないから関係ない」という人も、ちょっとギクッとした人も、ぜひこの記事を読んでほしい。怒りのコントロール術は、ストレス溢れる社会を生き抜く現代人の必須能力だからだ。 ▶︎すべての写真を見る
今回は、企業講習や数々のメディアで怒りとの上手な付き合い方を説いている日本アンガーマネジメント協会代表の戸田久実さんにお話を伺った。
「こうあるべき」が破られたときに人は怒る!
――まず、なぜ人は些細なことでイラッとしてしまうのでしょう……? そもそも怒りとは、主に「自分の“こうあるべき”=譲れない価値観」が破られたときに湧くものです。人それぞれ、さまざまな“べき”を持っていますが、その数が多ければ多い人ほど、その許容範囲が狭ければ狭いほど細かなことで怒りやすくなります。 ――例えばどんな“べき”がありますか? 自覚していないだけで皆さんありますよ。「これは常識だろう」「これは当たり前だろう」「普通こういうときは、こうするだろう!」と思ったことはありませんか? その言葉の裏に“べき”が隠れています。 よく耳にするのは、家庭内だと「仕事で疲れて帰ってきた人は家事を免除されるべきだ」とか、仕事では「新人なんだから挨拶は大きな声ですべきだ」など、挙げるとキリがないほどありますね。 ただ、ここで気を付けてほしいのは、“べき”の全てが悪ではないということ。“べき”は、いわば自分の理想、願望、価値観を象徴する言葉ですから、むやみに失くすのではなく“べき”が破られたときに生じる怒りをコントロールすることが大切です。 ――自分は果たして怒りっぽいのか、わかりません。 以下の言葉をよく言っている、または思っているなら、怒りを感じる瞬間が多いかもしれません。 <あなたは怒りやすい!?怒りっぽい人が使いがちな言葉> □普通(「普通こうだよね~」など) □当たり前(「これくらい社会人として当たり前」など) □当然(「これくらい当然でしょ」など) □常識(「こんなの常識じゃん!」など)