“怒りっぽい人”が使いがちな言葉4選!「アンガーマネジメントの6秒ルール」をプロが伝授
【中級編 STEP2】“べき”の許容範囲を広げる! 思考のトレーニング 怒る必要のあることないことを仕分けられる能力をつけましょう! 怒りを感じたとき、怒りの元になる”べき”において、以下の3つに何があてはまるか考えてください。 1)許せるゾーン 2)まぁ許せるゾーン 3)許せないゾーン 例えば、パートナーが「家事をやって!」と押し付けてきたときに怒りが生じたとします。そのとき破られたのが、「家事を全て押し付けるべきではない」という自身の”べき”だとして、上の3つに当てはめてみましょう。 1)許せるゾーン:家事を自分に押し付けることなく、相手が担当する。 2)まぁ許せるゾーン:押し付けず、せめて休日や残業のないときなら家事をするなど譲歩案を聞いてくれ、話し合いができる状況である。 3)許せないゾーン:自分が納得していないのに、家事を押し付けてくること。 2と3の間の境界線が、怒る必要のあること・ないことの境界線です。1、2の範囲内なら本来、怒る必要はありません。3に入る場合は怒る必要のあることです。 許容範囲が狭いとイライラしがちになるので、2を設けて、許容範囲を広げる努力をしましょう。
【上級編 STEP3】要望はため息じゃ伝わらない! 言葉でリクエストトレーニング 家族でも阿吽の呼吸は通用しません。怒る必要のあることは、先ほど明確にした中級編の”べき”の三重丸をもとに、不機嫌な態度ではなく「こうしてほしい」というリクエストとして伝えましょう。 具体的には、「何を」「どのようにしてほしいか」「なぜ・何のために」を具体的に伝え、その際、「ちゃんと」「しっかり」「丁寧に」などの抽象的な言葉や「なんで?」「どうして?」という言葉で責めるのは避けてください。 対話の際は、必ず「未来はどうしていくか」を話し合うようにしてください。相手を傷つけたり、ギクシャクしたりしたいわけじゃないですよね。相手とこの先どんな関係を築いていきたいかを念頭に!