地滑り発生から約60時間、少女を救出 行方不明者の捜索続く フィリピン
フィリピン南部の山岳地帯で発生した地滑りで、発生からおよそ60時間がたった9日、1人の少女が救出されました。現地では110人の行方がわかっておらず、捜索が続いています。 フィリピン南部ミンダナオ島の山岳地帯では6日、大規模な地滑りが発生し、鉱山の労働者が乗ったバスや周辺の住宅が土砂に埋もれました。 地元メディアによりますと、これまでに11人が死亡、110人が行方不明となっていて、当局が捜索を続けています。 こうした中、発生からおよそ60時間がたった9日、ガレキの下から3歳とみられる少女が救出されました。現地からの写真では、少女は全身が土にまみれていますが、大きなケガはないようにみえます。 また、少女とは別に、生後2か月の男児も救出されたとの情報もあります。 ミンダナオ島では先月末から、雨が断続的に降り続き、地滑りや洪水が相次いでいて、数万人が避難を強いられています。