忘年会断りたいのに…「今年は家族の用事が」→「家族みんなでおいでよ」だと!? 言い訳ハンター部長が牙をむく
「言い訳ハンター」部長、抜け道を見逃さず
忘年会を欠席しようとする社員が多いのか、実は部長は「言い訳ハンター」として社内で有名です。巧妙な言い訳やごまかしも、彼の前では簡単に見破られてしまいます。 昨年、同じ部署の後輩Bさんが「親戚の法事」を理由に欠席を申し出たときも、部長の切り返しは容赦ありませんでした。 「親戚の法事なら仕方ないね。でも、リモートで参加するのはどう? 法事の後に二次会だけでもオンラインで顔を出せるよね?」 さらに、別の後輩Cさんが遠方のコンサートを理由に欠席しようとした際には、部長は「ライブ後にネットでつないで。少し顔を出してよ」と提案。「コンサートの感想も聞きたいし、二次会なら余裕で間に合うよね」とまで言われてしまいました。
Aさんの秘策、今年はどうなる?
ついに迎えた今年の忘年会シーズン。同僚や後輩の過去の断り事例を集め、Aさんが今年繰り出した秘策は、「遠方での親族の法事」でした。 この理由に説得力を持たせるため、数カ月前から親戚の話をさりげなく部長の前で小出しにしてきました。忘年会の日程が決まったときには、日程が完全にバッティングしていたという展開です。リモート参加を促されても「田舎なので電波が悪く不可能」という設定を持ち出す予定で、部長の鋭い追求をかわす準備も万全です。 果たしてAさんは今年の忘年会は回避できるのでしょうか。忘年会シーズンの攻防を乗り越え、新年を穏やかに迎えられる日を願っています。 ◇ ◇ みんな参加したくない忘年会。みなさんはどんな言い訳をして欠席しましたか? ▼40代男性 愛知県 「年末に親族の法事があり」と、絶対に休めないことをいうと「じゃあ忘年会の日程を変更しよう」と言われて困りました。 ▼30代女性 静岡県 「最近、持病が悪化して年末は静養するように医師に言われています」と医師の指示を理由にして断りました。健康面に関わる問題は、上司も強くは言いにくいポイントです。ただ会社には元気に来ているので なんとなく、嘘っぽいのがバレてしまいますね。普段の元気な姿が仇になります。 ▼30代女性 千葉県 家族のケアを理由にしています。「祖母が高齢で夜は付き添いが必要なため、外出が難しい状況です」と言います。家族の介護は、上司も理解しやすく、深く追及しづらいです。効果的ですが、忘年会が終わったあともその嘘をつかないと辻褄があわなくなるので難しいですね。 ▼40代男性 神奈川県 今年は「海外旅行を計画していて、飛行機やホテルの予約もすでに押さえてあるので変更は難しいです」というつもりです。すでに計画が進んでいるので、受け入れてもらうしかないと思っています。ただあまりに早く伝えすぎると忘年会の日程が変更になるし、「毎年、12月の後半は忘年会とわかっているのになんで?」と責められるのでタイミングを図るのが難しいです。 (まいどなニュース特約・松波 穂乃圭)
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