新入り“おじ猫”が先住猫たちにやりたい放題→見かねたボス猫が…… 慕われる理由が分かる“行動”に「20匹まとめるなんて」「まさにヒーロー」
やりたい放題の新入り保護猫親子に対し、ボス猫がぶち切れ猫社会について教える様子が、YouTubeチャンネル「ねこまるけ / Full of cats」に投稿されました。動画は記事執筆時点で42万回以上再生され、1万件をこえる高評価を獲得しています。 【動画】ゆきおくんがとった行動
21匹の保護猫と暮らす投稿主夫妻
同チャンネルには保護猫活動やTNR地域猫活動に取り組む夫妻が、21匹の保護猫と数匹の地域猫と暮らす様子が投稿されています。以前は新婚の娘婿を好きすぎる猫が、全力で愛を表現する様子を見せてくれました。 今回はやりたい放題な新入りの猫親子に対してボス猫がぶち切れ、猫社会について教える様子を見せてくれるようです。
やりたい放題の新入りおじさん親子猫
投稿主さん宅で暮らす21匹の猫たちをまとめているのは、白い毛が美しい8歳のボス猫「ゆきお」くんです。ゆきおくんは強くて優しくて賢い理想のボスで、みんなから厚い信頼を寄せられています。 しかしそんなゆきおくんは最近、なにやらお疲れの様子。その理由は最近保護したおじさん親子猫、父猫の「とらお」くんと息子の「どらお」くんにあるのだといいます。 というのもこの親子は家中にマーキングをしまくり、さらに猫という猫にケンカを売りまくっていたのです。ケンカを売る先も元ボスの「ぐれお」くんだけならまだしも、なんと女の子たちにも襲い掛かっていたのだとか……! 文字通りやりたい放題する2匹に対し、ついにボスのゆきおくんがぶち切れます。
父猫にお説教をするボス
まずはどらおくんにケンカを売られたぐれおくんのところにゆきおくんがやってきて、やさしくなぐさめてくれました。昔はケンカしまくりだったという2匹ですが、今ではすっかり打ち解け認め合っているようです。 その後ゆきおくんは父猫・とらおくんの元に向かい、本気で怒りはじめました。ゆきおくんはしっぽをぶんぶん振りながら階段の上にいるとらおくんを見上げ、大きな声でお説教をしています。その近くにはケンカには必ずやってくるという、ゆきおくんのことが大好きな野次馬「じょうじ」くんの姿もありました。 現在投稿主さん宅は親子のマーキングに対抗するため、あちこちにシートが貼られています。2匹は推定10歳くらいのおじさん親子で、飼い猫だったものの元の飼い主が猫アレルギーを発症→1年ほど外飼い→引っ越し先に連れていけず行先を失った……という経緯があり、投稿主さんたちが捕獲・引き取ることになったそうです。 とはいえとてもかわいがられていたようで、2匹とも猫とはケンカしまくるものの、人間に対しては甘えん坊のやさしい猫なのだとか。猫生はじめての多頭飼い環境の中、自分たちの縄張りを確保しようと必死になっているのだろうと考えると、ちょっぴり切なくなってしまいます。 一方のゆきおくんは野良時代にペンキを塗られ、捕獲業者に殺処分マークをつけられていたところを保護された猫。「この子はボスになるから多頭飼いに向いている」とシェルターの代表からすすめられ、7年前投稿主さん宅にやってきたそうです。その言葉通り立派なボスとなり、現在では一家にとって欠かせない存在となっています。 そんなゆきおくんは自分の縄張りがマーキングされたり、弱い猫がやられたりすると、ものすごい勢いで怒るとのこと。見上げていたとらおくんをあっという間に部屋の隅に追い詰め、大きな声でお説教をする姿はまさに「ボス」です。 投稿主さんは家の中での自分たちの立ち位置がわかるように、とらどら親子のこと、猫社会のことはゆきおくんに任せているそうです。かわいそうにも思えますが、下手に止めるとお互いの決着がつかないため、ケンカは基本止めない方針でいるのだとか。