「JTB」が“旅行会社”じゃなくなった!?常識にとらわれない新戦略とは
一方、山北が見せてくれたのは、球体の中に人が乗る謎のマシン。 「成層圏へ気球で上がっていく。地球を宇宙から見ているような景色を楽しんでいただく新しいかたちの宇宙旅行です」(山北) 北海道の宇宙ベンチャー「岩谷技研」と挑むプロジェクト。早ければ2025年の春以降に実現するという。価格は1人2400万円だ。 常識を超えて旅を進化させるJTBはこんな壮大な挑戦にも参加している。 ※価格は放送時の金額です。 ~村上龍の編集後記~ 山北さんは、コロナ禍で社長就任をした。大変だったと思う。やったのは「分散」だ。JTBが苦手なことだった。得意だったのは「集中」だ。企業研修を集中させる。場所と時間、人気のあるスポットに集中させる。それを止めた。分散は、多様化を意味する。熊野古道にスペイン人を呼ぶ、それだけでも恐ろしく手間がかかる。分散には手間がかかる。「ランドクルーズ」という周遊バス商品がある。119のコースがあり、出発日と現地での自由さ、添乗員がいるという快適さを両立させている。「交流を創造する」よく理解できる。 <出演者略歴> 山北栄二郎(やまきた・えいじろう)1963年、福岡県生まれ。1987年、早稲田大学卒業後、日本交通公社入社。2007年以降、ハンガリー、オランダ、スイスなどの子会社で役員、社長を務める。2017年、JTB欧州本社代表就任。2020年、社長就任。 ※「カンブリア宮殿」より
テレ東プラス