マクラーレンのリザーブドライバー平川亮、F1公式セッションデビューが決定! 最終戦アブダビGPのFP1に出走
マクラーレンは、今季F1最終戦アブダビGPのフリー走行1回目で平川亮がドライブすることを発表した。 【動画】角田裕毅、インディカーを初ドライブ 日本のスーパーフォーミュラ、スーパーGTでの活躍を経て、最近ではトヨタのドライバーとしてWEC(世界耐久選手権)に参戦し、ル・マン24時間レースを制するなど、世界の舞台で実績を残してきた平川。昨年9月のF1日本GPでは、マクラーレンのドライバー育成プログラムに加入し、チームリザーブドライバーを務めることが発表された。 チームによると、平川はマクラーレン・テクノロジーセンターでのシミュレータ開発業務で重要な役割を果たしているという。そしてそれと並行して2年落ちのF1マシンを使ったプライベートテストに参加し、現行世代のF1マシンを走らせてきたが、公式セッションでの最新型マシンのドライブはまだ実現していなかった。 しかしこの度、2024年シーズンの最終戦であるアブダビGPで、平川はついにF1公式セッションデビューを果たすことになった。マクラーレンはメキシコシティGPでも、同じくリザーブドライバーでメキシコ出身のパトリシオ・オワードを起用しているため、これで彼らはシーズン中に2度フリー走行でルーキー相当のドライバーを起用しないといけないという義務をクリアすることになる。 ただマクラーレンは、フェラーリとコンストラクターズタイトルを激しく争っている立場。このアブダビで、全てが決する。そういう意味でも、平川が果たさねばならない役割は、通常の”ルーキー走行枠”以上に大きなものがあるだろう。 なお、アブダビGP終了直後の火曜日には恒例のヤングドライバーテストが実施されるが、そこにはオワードが参加することになっている。
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