今が旬!生椎茸のおいしい食べ方!加熱で香りと旨みがアップ?青果店オススメの料理レシピ「生椎茸の豆腐の背焼き」も
月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、旬の食材を紹介しています。今年は高温と干ばつが続いたため、青果市場では品薄状態が続く食材が多いようです。そんな中から11月18日の放送では、名古屋市中央卸売市場名古屋青果の久野さんが「生椎茸」を紹介しました。 【動画】太りにくい身体をつくる!しいたけを使ったダイエット混ぜご飯の作り方【1分39秒~】
生椎茸の栽培方法は2種類
東アジア原産と言われる生椎茸。現在日本では出荷量1位は徳島県、2位は北海道。栽培規模の大小はありますが、広く全国で生産されています。 栽培の形態は菌床栽培と原木栽培の2種類です。 菌床栽培は主に広葉樹のおがくずを円柱状または立方状に固めたものに、菌の種である種菌を打ち込み人工栽培をしているので、年間を通じて出荷されます。 一方の原木栽培はクヌギなどの原木に種菌を打ち込んで栽培をし、春と秋に出荷をしています。 現在は原木の確保が難しく、菌床栽培がおよそ9割を占めているということです。
栄養満点、旨みも抜群
生椎茸は低カロリーながらお腹の調子を整える食物繊維やビタミン、ミネラルも豊富です。 中でも注目なのはエルゴステロールという成分。紫外線に当たることでビタミンDに変化し、カルシウムの吸収を助け、骨や歯を強くしてくれるそう。 また、生椎茸は旨味の成分のグアニル酸を豊富に含んでいます。この成分は加熱すると増加し、香りと旨みがアップするとか。さらに昆布や鰹節の出汁と合わせると、相乗効果でさらに旨味が増します。 旨み成分が豊富で、食べると骨や歯を丈夫にしてくれる生椎茸です。
生椎茸の選び方と保存方法
生椎茸をスーパーなどで買う際は、傘が肉厚で張りがあり、軸の太いものを選んでください。 湿気を嫌う食べ物なので、傘のひだを上に向けてキッチンペーパーに包み、冷蔵庫の野菜室で保存してください。そして鮮度が落ちやすいので早めに食べる必要があります。 生椎茸を調理する時は洗わずに使うのが基本。水洗いをすると香りや風味が落ちてしまうので、汚れが気になる時はキッチンペーパーで軽く払うか、軽く拭き取ってから調理をしてください。