梅干しが大好きで毎日食べています!2024年6月からの「食品衛生法の改正」でまた値上がりが心配です。自分で作るといくらかかりますか?
梅干しを手作りする際のポイント
梅干しを手作りする場合、塩分濃度・水分・乾燥に気をつける必要があります。まず、塩分が18%以下になるとカビが繁殖しやすくなるため、家庭で梅干しを作るときは塩分濃度を18~20%に設定するとよいでしょう。 次に、梅を洗った後の水分はよく拭き取ってください。水滴がついたまま漬けてしまうと、カビが発生しやすくなります。特に、ヘタ周りの溝に水滴が残りやすいため注意しましょう。 梅干し作りでは、梅と塩を容器にいれ梅酢を抽出しますが、梅全体が液体につからず乾燥してしまうと、カビが生じやすくなります。梅酢で容器内が十分満たされるまでは、1週間ほどかかるため、それまでは定期的に容器を振って梅全体が梅酢で湿るようにしましょう。
梅干しの選び方
手作りもよいですが、たまには梅干しを購入して楽しみたいときもあるかもしれません。市販の梅干しは種類が多くあるため、好みや使い方にあわせて選ぶのがおすすめです。梅干しを毎日食べたいのであれば、酸味・塩味・甘味のバランスがとれた調味梅干しを選ぶとよいでしょう。 調味梅干しは塩抜きしてはちみつやしそで味をつけており、マイルドな味わいが特徴です。塩分濃度は3~10%と食べやすく、ご飯のほかにもさまざまなおかずとよく合います。 とにかく酸っぱい梅干しらしい梅干しを食べたい方は、無添加の梅干しがおすすめです。塩分濃度は15~20%ほどで、梅を塩漬けして天日干しした昔ながらの梅干しの味が楽しめます。 塩抜きをしていないため、梅のもつ栄養素をしっかり摂取できます。また無添加で、保存料や甘味料などが使われていないため、食品添加物を控えたい人にもうってつけです。
梅干しは手作りするとお得に味わえる
法改正により、梅干し作りの設備基準が厳しくなり、昔ながらの方法で作ってきた個人生産者は厳しい状況に直面しています。手作りの梅干しを味わいたい方は、自宅で作ってみるのはいかがでしょうか。自分で梅を購入して作れば、今後市販のものを購入するよりもお得に食べられるかもしれません。 出典 厚生労働省 食品衛生法の改正について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部