錦織に逆転勝利のミュレーが2度目のチャンスでツアー初優勝「素晴らしい1週間だった」 [香港オープン/テニス]
錦織に逆転勝利のミュレーが2度目のチャンスでツアー初優勝「素晴らしい1週間だった」 [香港オープン/テニス]
2025年ATPツアー開幕戦のひとつとなる「中国銀行香港テニス・オープン」(ATP250/中国・香港/12月30日~1月5日/賞金総額76万6290ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、アレクサンドル・ミュレー(フランス)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)に2-6 6-2 6-3で逆転勝利をおさめてツアー初優勝を飾った。 ~中国銀行香港テニス・オープンでツアー初優勝を飾った27歳のミュレー選手~ 1-2から5ゲームを連取して第1セットを先取した錦織は1ゲームしか取れずに第2セットを取り返され、ミュレーが第3セット3-3から2度連続でブレークして1時間43分で歓喜の瞬間を迎えた。 27歳のミュレーがツアー大会で決勝に進出したのは2023年4月のマラケシュ以来だったが、2度目のチャンスで初勝利を挙げた。全試合で第1セット落としながらチャンピオンとなったのは、昨年2月にモンペリエで成し遂げたアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)に次いでミュレーがATPツアー史上2人目となる。 「今夜は応援してくれてありがとう。すべての試合で第1セットを落としたけど、僕にとって素晴らしい1週間だった」とミュレーは試合後のオンコートインタビューで語った。 「圭にお礼を言いたい。彼は素晴らしい選手だからね。彼がケガもなくプレーできて僕も凄くうれしい。残りのシーズンも頑張って欲しいと思っている」 先に行われたダブルス決勝では、サンデル・アレンズ(オランダ)/ルーク・ジョンソン(イギリス)がカレン・ハチャノフ/アンドレイ・ルブレフ(ともにロシア)を7-5 4-6 [10-7]で倒して同ペアでのツアー2勝目を挙げた。
テニスマガジン編集部