新型[フィット]はクラス超えを達成!! [スイフト]の新エンジンはさすがのデキ! 動力性能に不満なし!?
■使い勝手に優れる室内空間を演出
フィットの荷室はフロアが高いですが、これはe:HEV用のバッテリーをこの位置に搭載するためです。6対4分割で倒れる後席は、リンクで座面が下がるため低くフラットに収納できます。こうした使い勝手はさすがはフィットですね。また、室内細部の仕上げも丁寧で、質感の高さを感じます。 リアハッチゲートの開閉時に、どの高さまで上げた時点でスッと上がるか?あるいは閉める動作をした時に、どの高さ以下で自重でストンと閉まるか?これはスイフトのほうが自然で使いやすい位置に設定されています。 フィットは「この高さなら自重で落ちるだろう」という位置で手を離しても、スッと開いてしまうことがあります。閉めたつもりのゲートが上がって顔に当たるケースもあります。 運転席に座ります。フィットのシートはいいですね。座面クッション先端が下部に回り込んでいるため、膝裏に角が当たって痛いこともないし、腿裏をサポートするので疲れません。最近のホンダ車は全体的にシートがいいです。 ドライビングポジションも調整の幅が広くていい。ステアリングはチルトだけではなくテレスコ調整もできます。 液晶表示のメーターは、シンプルな表示で面白みはないけれど文字が大きくて視認性には優れているのでいいと思います。 しかし、フィットのホワイトのシートは濡れたジーンズや子どもの乗車で汚れてしまいそうです。 後席は座面の前後長がたっぷりとあるし、クッションストロークもあり、これはいいシートです。乗降時にお尻を滑らせるサイド部は合皮になっていてスルリとお尻が出し入れできる。座面と背もたれのクロスは滑りにくい素材なので身体が動きません。 また、前席のヘッドレストや背もたれ上部の肩部分の張り出しを削っているため、後席からの前方視界がよく、開放感があります。 前席の座面後部が弓なりに削られているため膝スペースに余裕があるし、乗降時の足の出し入れもスムーズです。フィットの室内空間は、利便性や実用性が自慢なだけあってよく考えられています。