新型[フィット]はクラス超えを達成!! [スイフト]の新エンジンはさすがのデキ! 動力性能に不満なし!?
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スイフトのアクセルペダルはずいぶんと外側にオフセットさせていますね。ブレーキペダルとの高さにも差をつけていて、これだけ離していればペダルを共踏みする危険性は大幅に減り、踏み間違いのリスクも減ります。 シートはちょっとクッションが硬めながらホールド性は高く、疲れません。体重をかけて座っている間に徐々にクッションが身体の形状に馴染んできます。 インパネは相変わらずのスズキ的なガチャガチャ感があります。エアコンの吹き出し口が取ってつけたような造形ですが、これなどはいつも言っているように、粘土での造形検討時には色の違いや素材による反射の差異などがなく、気にならないのです。 ところが実際の樹脂になって、シボや色が入るとそれぞれの部位が単独で目立ってしまうのです。 メーターはシンプルな2眼タイプのアナログ指針タイプですが、数字の書体やサイズなどが大きく見やすいです。これはいいと思います。 ステアリングはせっかく本革でしっとりした手触りが好印象なのに、下部に樹脂製の装飾をつけているのはデザインなのでしょうが、無駄です。インパネとの色味を合わせているわけでもないので、さらに統一感がなくなっています。 後席ドアはコンパクトカーならば90度近く大きく開いてほしいです。とはいえ、足元の開口部は広く、乗降性は悪くありません。後席に座ると足元は前席の座面下にスッと入るので狭さを感じることはありません。側突対応で後席乗員を内側にオフセットさせていないのもいい。しっかりと3人座れる後席です。 後席の背もたれはずいぶんと立っています。一般的には24~25度なのですが、スイフトは22度前後です。さらに背面クッションが硬く身体が沈まないので、より立って感じます。足元は充分広いのだから、背もたれをあと2~3度寝かせて足を前に投げ出す姿勢にしても窮屈ではありません。 スイフトの荷室は深さがあって嵩のある荷物を積みやすいですね。後席は6対4で倒れますが、特に座面がリンクで下がるような構造ではないため、荷室フロアと段差が少しあります。