クリスマスにKFCのチキンで太らない方法とは? ダイエット界のカリスマ・石本哲郎が教えるフライドチキンの攻略法
失敗したくないなら「骨なしケンタッキー」
「ロシアンルーレットみたいな賭けはできない!」という方には、「骨なしケンタッキー」がおすすめです。たんぱく質20.0g、脂質12.0gで191kcalとオリジナルチキンを上回る性能の高さ。骨なしケンタッキーには胸肉を使用したものしかないため、部位による誤差が生じる心配もありません。
こちらもキッチンペーパーで拭いてみましたが、オリジナルチキンとは違い、ギューッと押しても全然油が出てきませんでした。食べた感じも油っぽくなかったので、骨なしケンタッキーは数値通りに信じていいと思われます。たんぱく質もしっかり摂れるし、かなり優秀と言えます。
「カーネルクリスピー」は数値以上に性能が高い?
「カーネルクリスピー」はたんぱく質6.8g、脂質6.6gで119kcal。たんぱく質と脂質がほぼ同じくらいと、オリジナルチキンや骨なしケンタッキーに比べると、栄養バランス的には劣っています。でも実際に食べてみると、そこまで脂質が多くないという印象。衣はやたら多いんですが、カラッと揚がっているためか、あまり油を吸っていない気がします。
実はカーネルクリスピーの衣は、天ぷらをヒントに開発しているとのこと。以前「てんや」編でお伝えしたように、揚げ物の中でも天ぷらは意外と油切れが良いため、天ぷらの衣をヒントにしたカーネルクリスピーも油切れが良いのかもしれません。もちろん、商品によって個体差はあるかもしれませんが、実感として脂質はそこまで多くないため、数値よりもちょっと性能が高いと思って食べても大丈夫かも。また、使用されているお肉も高たんぱく・低脂質の胸肉オンリーなので、部位による違いに惑わされる心配もありません。
ダメージを最小限に抑える“老けない食べ方”とは?
本連載のテーマでもある「若返りやせ」。老化に抗うには良い脂を摂る必要がありますが、残念ながらケンタッキーには良い脂質は存在しません。そのため、ケンタッキーに関しては「若返り」よりも「老化しない」ということが大事。 では、最も老ける食事とはどんなもの? それは、たんぱく質が少なく、脂質と糖質の両方が多い食事です。脂質と糖質の両方が多いと、吹き出物など肌荒れも起こしやすくなるため、これを避けた食事をすることが重要になります。 ケンタッキーの場合、糖質過多な食事にはなりませんが、脂質がどうしても多い。食事のバランスを1日単位で考えた場合、ケンタッキーを食べた日はそれ以外の食事で徹底的に脂質を減らしましょう。そのためには、若返りやせの味方でもあるサバや卵も敢えて避けたほうが無難。なぜなら、サバも卵も栄養価は高いのですが、そこそこ脂質も入っているから。「ケンタッキーで悪い脂質を摂っちゃったから、良い脂質も摂っとこう」とサバを食べちゃうと、脂質量がエグイことになりかねません。 ケンタッキーを食べた日は、脂質の質が下がってしまうのは仕方のないこと。それよりも脂質量が突き抜けて多くなるほうがよっぽど大ダメージです。良い脂質は別日にしっかり摂るようにしましょうね。