《茨城》女子高生に不同意性交容疑で逮捕の最年少町議が配信していた「YouTube動画の中身」
「お店を宣伝してあげましょう」と来店
境町の人口は2万3888人(2024年9月時点)。利根川が流れる緑豊かな田園地帯で、さしま茶やレタスなどの名産品がある。 佐怒賀容疑者が選挙前から取り組んでいたのが、YouTubeやSNSで町内のグルメリポートなどを動画配信することだった。 容疑者によるグルメリポートを受けたという飲食店の女性が振り返る。 「選挙の1年ぐらい前に“お店を宣伝してあげましょう”と来店し、それ以降も頻繁に来てくれたんです。一番人気のメニューを頼んで、それを食べ終えた後も、ジュースを飲んだり、雑誌を読んだりして1時間以上は帰らない。気さくだけど、遊び人みたいだし、のんびりした人だなあと思っていたら、ある日“町議になりました”と報告に来たんです。いま思うと、選挙前に名前を売る狙いがあったのかもしれません」 同店はグルメリポート配信後、「YouTubeを見ました」と県外からも来店するなど客数が倍増したという。 別の女性町民は、 「この町に住んでいても、すべての飲食店に足を運んでいるわけではないから、どんなお店があるのかな? と気になってチェックしていました。町議になる前から容疑者を知っていた町民は、けっこういると思います。最近はグルメリポートに限らず、さまざまな発信をして、議員らしくなってきたなと思っていたんです」 と話す。 容疑者がYouTubeなどで自己紹介するところによると、小学生のときは「丸メガネをかけたスポーツ刈りで“のび太くん”みたいな風貌」だった。進学校で知られる県立高校在学時、全国模試で県内トップの成績をとったこともあるという。京都大学への進学を目指したものの受験科目が合わなかったことなどから、都内の専門学校に進学。旅行代理店などに勤務後、地元にUターンしてマーケティングリサーチやウェブメディア運営などを手がける会社を立ち上げた。 中学・高校と生徒会長を務めたことから『かいちょう』のハンドルネームで動画配信を始め、町の情報誌創刊のためクラウドファンディングを使うなどITを駆使。IT会社の経営と町議という二足のわらじを履く。