世界50位ナカシマ 全米OP初16強「自信がどんどん高まってる」ムセッティとの接戦制す<男子テニス>
全米オープン
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間31日(現地30日)、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク50位のB・ナカシマ(アメリカ)が第18シードのL・ムセッティ(イタリア)を6-2, 3-6, 6-3, 7-6 (7-4)で破り、大会初のベスト16進出を果たした。試合後、ナカシマは「自信がどんどん高まっている」と明かした。 【動画】ムセッティ、ナカシマ戦で観客どよめくスーパーショット披露 23歳のナカシマが全米オープンに出場するのは5年連続5度目であり最高成績は2022年の3回戦進出。今大会では1回戦で第15シードのH・ルーネ(デンマーク)、2回戦で世界ランク91位のA・カゾー(フランス)をいずれもストレートで下し3回戦に駒を進めた。 そして3回戦、安定したサービスゲームを展開するナカシマは開始から4ゲームを連取し第1セットを先取。しかし、第2セットでは世界ランク18位のムセッティに反撃を許すと1度のブレークを奪われ、1セットオールに追いつかれる。 そして第3セット、互いにサービスキープが続くと第7ゲームで2度のブレークポイントを握られる。しかし、ナカシマがこれを凌ぐと直後の第8ゲームでブレークに成功しセットカウント2ー1と勝利に王手をかける。 勝負を決めたいナカシマは第4セット、開始から2度のブレークを許しゲームカウント0-4と大きくリードされる。それでも2つのブレークを返しタイブレークに突入。1ポイント目でミニブレークに成功したナカシマは反撃を許さず、3時間12分で勝利した。 試合後の会見でナカシマは「僕にとっては素晴らしい勝利だった。会場はすごくエキサイティングな雰囲気だったよ。お互いに本当に高いレベルでプレーしていたと思う。勝つことができて本当にうれしい」とコメントした。 「本当に全てが嚙み合った結果だと思う。チームと僕はジムや練習コートで懸命に努力し、本当に良い仕事をしてきた。そして試合を重ねるごとに自信がどんどん高まっている。大きな大会で上位に食い込めるのは僕たちにとって、とてもエキサイティングなこと。努力が報われるのを見るのはうれしいよ」 なお、勝利したナカシマは4回戦で第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)と世界ランク33位のT・M・エチェベリー(アルゼンチン)のどちらかと対戦する。 同日には第6シードのA・ルブレフ、第8シードのC・ルード(ノルウェー)、第9シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)、第12シードのT・フリッツ(アメリカ)らが16強に駒を進めた。
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