月収30万円の35歳・元公立小学校教師「教育への熱意」が“SNSで大炎上”も…たった1年で〈年収2,500万円の社長〉になれたワケ【経営コンサルタントが解説】
逆転の背景にあった「情熱」と「内省力」
不登校の子どもたちのニーズに応えるための独特な教育方法と、教育に対する深い情熱。これらは財産リストに載らない「無形資産」であるが、彼の教育キャリアの基盤となり、起業へと導く原動力になった。 SNSでの誤解と批判は彼のキャリアにおける大きな試練となったが、ピンチを乗り越えるだけでなく、誠二さん自身の無形資産をさらに洗練させ、強化する機会として捉え直したところに、逆転の秘訣がある。 彼は批判に直面するなかで、オープンフォーラムを開催し、保護者や教育関係者と直接対話することで、自らの教育法と意図を明確に伝えた。この過程でコミュニケーションの技術を磨き、プログラムの内容をさらに改善し、参加者からの信頼を得るための新たな方法を開発した。 この物語は、無形資産がスタートアップにおいてどれほど強力なものであるか、そしてそれを適切に管理し、時には困難な状況を利用してそれを強化することが、成功へのカギであることを我々に教えてくれるだろう。 鈴木 健二郎 株式会社テックコンシリエ 代表取締役
鈴木 健二郎