《群馬・伊勢崎》「笑顔と死に顔が交互に…」2歳男児と夫と義父を奪った、飲酒運転男の信じがたい悪癖
勤務先の対策は
鈴木容疑者の勤務先は、自宅から直線距離で約10km。前出の近隣住民の話だと、鈴木容疑者は車で出勤していたとされる。つまり過去2回、検査でアルコールが検出されたときも車で出勤していたならば“飲酒運転”をしていた可能性もある。 このとき会社が何かしらの対策をしていれば、今回の事故は起きなかったのかもしれない。2年前は業務に従事させないほか、どのような対策をしたのかなどを勤務先の運送会社に聞こうとしたが、 「今の時点でお話しできることはありません。逆に何で今なんですか? もうほかのマスコミ各社には、まとめてお話をしています。来るのがだいぶ遅いですね」 と、応対した女性従業員が話すだけだった。鈴木容疑者が逮捕された8月20日、同社は今回の事故を受け、会社前に慰霊碑を設置した。 遺族は弁護士を通じて、『週刊女性』にこうコメントを寄せた。 「検査の後に飲酒をしていたと聞いて、怒りと悔しさが込み上げてきました。そんなばかげた話があっていいのか、亡くなった3人にどう報告すればいいのかと思いました」(湊斗くんの母親) 「検査をすり抜けてまで酒を飲みたいなら、トラックのドライバーなどしないでほしかった。悔しくて怒りが込み上げてきます。 また、会社による会見(謝罪)がないのはどうなのかと思う。慰霊碑を建てたら3人の命がかえってきますか? きちんと説明してほしい」(湊斗くんの祖母) 失われた未来は、もう取り戻せない─。