イアンノーネ、代役でVR46からMotoGP第19戦マレーシアGPに復帰。ディ・ジャンアントニオは肩の手術で欠場
10月28日、MotoGPに参戦しているプルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPチームは、2024年MotoGP第19戦マレーシアGPにファビオ・ディ・ジャンアントニオの代役としてアンドレア・イアンノーネを起用すると発表した。 【写真】アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ・チーム)/2016MotoGP第10戦オーストリアGP ディ・ジャンアントニオは8月の第11戦オーストリアGPの初日にクラッシュを喫して、左肩を脱臼。以降は肩の調子が悪い状態で参戦していたが、2025年シーズンの開幕に万全の体調で臨むために第18戦タイGPの後、イタリア・ローマで手術を受けて、リハビリに専念することを決断した。 そのため、彼は第19戦マレーシアGPと最終戦となる第20戦バレンシアGPを欠場する。 そんななか、タイGPの翌日となる10月28日にディ・ジャンアントニオの代役として現WorldSBKライダーのイアンノーネを11月1~3日に開催される第19戦マレーシアGPで起用することをチームが発表した。 イアンノーネは2013年から2019年までMotoGPに参戦していたイタリア人ライダーだ。ドゥカティ、スズキ、アプリリアを駆り、2016年にはドゥカティで1勝をマーク。計11度の表彰台を獲得していたが、ドーピングの陽性反応が出たため出場停止となってしまう。 2024年からはWorldSBKでレース復帰して、Team GoElevenからドゥカティ機を駆り1勝と複数の表彰台に上がり、衰えない走りを見せている。久々のMotoGPマシンを駆りどのようなパフォーマンスを発揮するだろうか。 ■アンドレア・イアンノーネ 「世界チャンピオンを獲得したバイクに乗るのはワクワクするよ。MotoGPは最も技術的で高性能なバイクだし、彼らが僕のことを考えてくれたことを光栄に思うから、この機会が与えられたとき、すぐにイエスと言わなければならないと感じたんだ」 「この挑戦は確かにクレイジーで複雑で、厳しいものだ。何年もこのカテゴリーのバイクに乗っておらず、テストなどでも走っていない。ドゥカティとプルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPチームと一緒に仕事ができることを嬉しく思う。非常に高いレベルと長年の友情の両方がある。バレンティーノ・ロッシ、アレッシオ・サルッチ、パブロ・ニエト、ジジ・ダッリーニャ、クラウディオ・ドメニカリ、マウロ・グラッシリに感謝するよ」 [オートスポーツweb 2024年10月28日]