A東京が4強入り、千葉Jの3連覇阻む 小酒部が攻守に奮闘 バスケ全日本選手権
A東京75-70千葉J(バスケ天皇杯準々決勝=8日) A東京が千葉Jの3連覇を阻み、4大会ぶりに4強入りした。立役者は26歳の小酒部。「富樫選手を乗らせてしまったら、千葉Jのペースになってしまう」。相手の得点源を担う日本代表ガードを徹底マークし、わずか3得点に封じた。 攻撃でも1点リードで迎えた第2クオーター終盤、3点シュートとダンクシュートを立て続けに決め、千葉Jを突き放した。圧巻は3点差に迫られた最終クオーター終盤。「点差と時間を見たら、結構なダメージを与えられる」。鮮やかに3点シュートを射抜き、12得点の活躍で勝利を決定づけた。 神奈川大3年時に関東大学リーグ1部の得点王に輝き、2019年から特別指定選手として加入したA東京で主力を担う。チームはBリーグで昨年末から4連敗中だが、「連敗していたからこそ吹っ切れた」。反転攻勢への手応えもつかんだ。(奥村信哉)