三重で開発されたいちご「かおり野」「章姫」など出来栄え競う 新品種「うた乃」も出品 三重・津市
「三重いちご」の出荷ピークは来年2月頃=津市(三重テレビ放送)
クリスマスや年末年始に向けて出荷のピークを迎える「三重いちご」の出来栄えを競う共進会が19日、津市のJA三重ビルで開かれました。 今年の共進会には三重県で開発された「かおり野」や「章姫」など、6品種114点が出品されました。 甘い香りが漂う会場では、三重県中央農業改良普及センターや卸売市場の関係者らが審査員となり、色合いや形などを丁寧にチェックしていきました。 またこの日は、三重県で新たに開発され今年度から本格的な栽培が行われている新品種「うた乃」も初出品されました。 今年は夏の猛暑の影響により生育が遅れていましたが、12月に入り寒さが増したことで、糖度の高い甘いいちごになっているということです。 全農みえ園芸課の飯山京香さんは「うた乃はいちごらしい円すい型で、糖度も高い。“うた”のように広がり皆さんに楽しんでもらいたい」と話していました。 「三重いちご」の出荷ピークは来年2月頃までで、5月頃まで出荷が続くということです。