正月飾り用の「葉付きみかん」選果・箱詰め作業 香り高くジューシー 三重・多気町
2年に一度しか収穫できない葉付きみかん=多気町(三重テレビ放送)
師走も半ばを過ぎ、お正月の準備を始める人もいるのではないでしょうか。三重県多気町では、正月飾り用の「葉付きみかん」の選果・箱詰め作業が17日から始まりました。 多気町では約30件の農家が鏡餅などに飾る「葉付きみかん」を栽培しています。 「葉付きみかん」は紀州みかんを品種改良したもので、大きさは500円玉から5センチほどと実が小さく、収穫して1カ月余り経っても葉が落ちにくいことから長寿や子孫繁栄にご利益があると言われています。 他のみかんに比べて葉を多く付けて収穫するため、2年に一度しか収穫できません。 今年は例年より少ない約11トンの出荷を見込んでいて、選果場では農家の人たちが仕分け作業に追われていました。 JA多気郡葉付きみかん部会の小野健一部会長は「お正月を過ぎてから葉を取って食べると、普通のミカンと違い香りがあって非常においしい」と話していました。 選果と箱詰め作業は17日と18日の2日のみで、その後は三重県内をはじめ名古屋や大阪に出荷されます。