白井英治・寺田祥はGPへ優勝条件 / 下関ダブルチャレンジカップ展望
ボーダー下に有力選手がズラリ!クイーンズクライマックスに向け最後の切符を掴むのは誰か!?
レディースチャレンジカップは今回から出場選手が1人増え、21人になった。これで全員が予選を6回走ることになり公平さが増した。遠藤エミは今回はSGチャレンジカップに出場するため、こちらには不在。遠藤に代わって主役を務めるのは誰か? 遠藤の他、賞金上位の浜田亜理沙、渡邉優美もF休みで不出場となる今大会。となると今年の勢い抜群の三浦永理が賞金を積み上げたいところ。三浦はここしばらく下関で走っていないが、最後に走った21年1月のオール女子戦ではきっちり優出を果たしている。 その三浦を追うのが同じ東海勢の細川裕子と宇野弥生。細川は7年前の当地LCCで優出2着の成績を残したが、その後、当地では目立った成績を残せていない。一方の宇野は一昨年のオール女子戦で優勝、今年3月のヴィーナス戦でも上位で予選を突破しており、相性は良さそうだ。 その他の上位陣、平山智加、平高奈菜、藤原菜希らは下関での近況は今ひとつ。当日のコメント等から調整状況をチェックしたい。
熾烈なQCボーダー争い!
今年の本大会は、上位陣の争いよりもクイーンズクライマックスの出場権争いがより熱くなりそうだ。10月27日時点で、川野芽唯、長嶋万記、田口節子らがボーダー下。ここからいかに追い込むか、そしてレディースチャレンジカップでいかに賞金を積み重ねられるか、気を抜けない戦いが続く。 第4回クイーンズクライマックスで優勝した川野。下関では過去3年で5節出走し優出4回優勝1回とかなりの好相性。ここはチャンスと言えそうだ。 長嶋は昨年2月の男女W優勝戦以来、久しぶりの下関。しかし、その節は1号艇から王道優勝しており、悪いイメージはない。 田口も22年中国地区選以来と久しぶりの下関。しかし、優出も多く、今大会も主役の一角を担うのは間違いないだろう。 ボーダー下に有力候補がいる分、ボーダー上の選手たちも気が抜けない。特に唯一のクイーンズクライマックス皆勤賞選手、寺田千恵は気が気じゃないことだろう。寺田と言えば10年に当地で行われたレディースチャンピオンで優勝しており、下関に対する思い入れはあるはず。確実にQC出場へとコマを進めるため、激走必至だ! 過去にはクイーンズクライマックスの出場権をめぐり、獲得賞金額の差が1万円に満たないこともあった。今年もそんな激しいボーダー争いとなるか!?
マクール