だるい、疲れやすい。全身の倦怠感には腎(じん)を整える「耳を引っ張る」「真っすぐ立つ」動作が効果的!【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑰】
体が重だるいと何をするにもつらく、生活に支障が出てしまう。東洋医学とヨガを掛け合わせた五臓ヨガの考案者であり、鍼灸、シンギングボウル、筋力トレーニングなど、さまざまなメソッドのインストラクターでもある、体メンテナンスの専門家・Satoshi先生に、倦怠感の軽減に効果的なセルフケア法を教えていただいた!
「体が重だるくて動くのがつらい」…。そんな「倦怠感」を軽減するためのセルフケアとは?
日常のいろいろなシーンで感じてしまう、体の重だるさ。 40代、50代と年齢を重ねるにつれ、体力の衰え、ストレス、蓄積疲労、更年期の不調など、さまざまな原因から、「体がだるい」「疲れやすい」「体が重く感じる」「動くのがつらい」「歩いたり階段を上るのもおっくうだ」といった倦怠感に悩む人が増えてくる。 病気が原因のこともあるので、長く続くようなら医療機関を受診してみよう。日々の生活の中で何とかしたいと思う場合は、自分でできるケア法を試してみるのも手だ。 今回は、体の「倦怠感」を軽減する効果が期待できるセルフケア法を、手軽にできるかどうか、動作のしやすさの度合いによって【初級編】と【中級編】に分けてご紹介。自宅やオフィス、通勤中などに手軽にできるものばかりなので、この機会にぜひ覚えておこう。
セルフケア法 その1/初級編
◆「倦怠感」を軽減したいときは、「耳」を刺激して「腎(じん)」を整えるのが効果的! 「なんとなく体が重だるい」「疲れやすい」といった倦怠感を解消するためには、東洋医学でいう「腎」の経絡を整えるのが効果的。 「腎」には、生命活動を発展させ、維持するうえで不可欠なエネルギーが貯蔵されていると考えられているからだ。 そして、「腎」の経絡と深くかかわるパーツが「耳」。【初級編】では、「耳」を刺激することで「腎」の経絡を整える方法をお伝えしよう。
●「耳」を刺激する 腎は生命力を表すといわれる。腎と関係の深い耳を刺激することで、「腎」の経絡を活性化させる効果が期待できる。 また、耳には自律神経にかかわるツボが集中しているため、耳を刺激することは、自律神経を整えることにもつながる。 ●耳をつまんで引っ張る「耳ストレッチ」なら、しっかり刺激できる! 両手の親指と人差し指で、左右の耳をつまみ、両耳を同時に引っ張る「耳ストレッチ」。 上→横→下の順に引っ張る。上に10秒、横に10秒、下に10秒くらいを目安に行おう。 朝なら少し強めに、夜ならゆっくり刺激するのがおすすめだ。
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