だるい、疲れやすい。全身の倦怠感には腎(じん)を整える「耳を引っ張る」「真っすぐ立つ」動作が効果的!【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑰】
【1】上に引っ張る 両耳を同時に上に引っ張る。10秒くらい引っ張り続ける。
【2】横に引っ張る 両耳を同時に横に引っ張る。10秒くらい引っ張り続ける。
【3】下に引っ張る 両耳を同時に下に引っ張る。10秒くらい引っ張り続ける。 両耳を、上→横→下の順に引っ張る動きを行ったら、「耳ストレッチ」は終了。
【4】手のひらで耳をふさぐ 最後に、親指を耳の裏側に沿わせ、ゆっくりと手のひらを顔に近づけて、耳をふさぐ。両耳を同時に行い、手のひらで耳をふさいだ状態で、30秒程度キープしよう。
セルフケア法 その2/中級編
◆正しい姿勢で立ち、骨盤を後傾させ、血の巡りをよくすることが大事! 「倦怠感」の軽減が期待できる 【中級編】は、骨盤を後傾させて、正しい姿勢で立つというケア法だ。
「体が重だるい」ということは、血の巡りが悪いということ。特に現代では、骨盤が前傾していることが多いために体の中心部で血の巡りが滞り、全身の血流が悪くなっている人が増えている。 骨盤を後傾させることで、血の通り道を開放し、血流をよくしよう。
●正しい姿勢で立つ 【1】前から見た場合 足を腰幅程度に開いて立ち、お尻の穴を下に向けよう。お尻の穴を下に向けることで、正しい姿勢で立つ(骨盤を後傾させる)ことができる。
横から見た場合
【2】横から見た場合 【1】の状態で、両手を頭の耳の上にあて、真っすぐ立つ。 横から見たときに、耳、肩、大転子、膝の後ろ、外くるぶしが一直線上になるのが正しい姿勢だ。 ※ 大転子とは、太もも付け根外側の、ほぼ真横にある骨(大腿骨の上部)の少し出っ張った部分のこと。 最初は、【1】【2】の「正しい姿勢で立つ」状態を1分キープしてみよう。 正しい姿勢で立つ「だけ」と思いきや、いざやってみるときついと感じる人も多いはず。 慣れてきたら、「電車の中で」「料理をしている間に」というように、普段の行動の中で実践してみて。
\これはNG!/ 腰が反っていると、骨盤が前傾し、体の中心部の血の巡りが滞る原因に。血液の循環やリンパの流れが悪くなると、「重だるい」状態を引き起こしやすくなるので、腰が反らないように気をつけよう。
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