【れんこん】どの部位を選べばいい?節によって食感が違う!「部位別のおすすめの食べ方」栄養士が解説
10月~2月が旬のれんこん。酢の物やきんぴら、煮物や天ぷらと活躍の場が多いですね。スーパーなどで並ぶれんこんは節ごとに切り離されて売られていることが多いですが、実際はこの節が3個から5個繋がった状態で収穫されます。このれんこんの節には育つ順番があり、それぞれ食感などに特徴があります。今回は、れんこんの節の特徴をご紹介します。レシピによって適した部位がありますので、選ぶ時の参考にしてみてください! 〈写真で見る〉【れんこん】どの部位を選べばいい?節によって食感が違う!「部位別のおすすめの食べ方」 ■れんこんの節にはそれぞれどんな特徴がある? 私たちが食べているれんこんは蓮の茎部分です。土の中で育つので根っこのイメージがありますが、地下に伸びた茎が肥大化し、節となった部分を食べているのです。 写真の右手前側に鳥のくちばしのような尖った部分がありますが、これが「芽」です。れんこんは芽の方に向かって伸びていくので、芽に近い節が一番若い節となります。逆に芽から遠い部分は古い節となります。芽の部分から順に1節目、2節目、3節目として、それぞれの特徴をご紹介しますね。 ■■1節目 (見た目)ころんと丸くて小さい・芽がついて売られていることもある・白くて透明 (食感)シャキシャキ、歯切れがいい (向いている料理)サラダ・酢の物・きんぴら ■■2節目 (見た目)大きくて丸い (食感)しゃきしゃきとほくほくのハーフ (向いている料理)てんぷら・炒め物・はさみ焼き ■■3節目 (見た目)丸々太った節 (食感)ほくほくもっちり芋のような食感で粘り気も強い (向いている料理)煮物・すり身・シチュー 古い節は新しい節に栄養をとられて痩せてしまうため、細長いれんこんではなく、丸くてふっくらとしたものを選びましょう。また、持った時にずっしりと重みの感じられるものは水分量が多く新鮮な証拠です。 ■まとめ れんこんの節ごとの特徴や適したレシピをご紹介しました。れんこんは食物繊維が多く、腸内環境を整える働きがあります。また、ビタミンCも多く風邪予防や肌の老化予防にも効果的。今が旬のれんこんを存分に堪能するためにも、部位も確認しながら選んでみてくださいね。 【参考】 いばらきれんこん広域銘柄化推進協議会(れんこん料理のポイント) 独立行政法人農畜産業振興機構 ライター/浅野いずみ 行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。 協力/NS Labo
NS Labo(栄養サポート研究所)