かぼちゃの栄養がすごい! 驚きの健康効果と簡単レシピを紹介
・心臓の健康にいい効果をもつ かぼちゃの種には、悪玉コレステロール値の低下と心血管疾患の予防が期待できる食物繊維とともに、心臓の健康にいいリノール酸やオレイン酸のような一価不飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸が豊富に含まれている。さらに、かぼちゃに多く含まれるカリウムは、血圧の調整に役立つ可能性がある。「かぼちゃはコレステロール、飽和脂肪、ナトリウムが少ないので、心臓にいい食事に加えるのにぴったりです」と話すマイヤーさん。これらの栄養素は一体となって、健康的な食習慣、定期的な運動、効果的なストレス管理とともに、心臓血管系を強化し、心臓病のリスクを低下させる働きが期待できる。 ・目の健康をサポートする可能性がある かぼちゃに含まれるβ-カロテンは、単に抗酸化物質として機能するだけでなく、目を健康的に保つのを助け、加齢に伴う目の問題を予防する可能性もある。『ニュートリエンツ』に掲載されたレビューは、かぼちゃに含まれるもう一つの強力なカロテノイドであるルテインを取り上げている。ルテインは優れた抗炎症作用と健康効果をもち、とくに目の健康に効果的だそう。そのうえ、視力を改善し、加齢に伴う失明や視力障害の主な原因である加齢性黄斑変性症(AMD)の予防にも役立つことで知られている。 ・血糖値の管理に役立つ 糖分が少なく食物繊維が豊富なことから、血糖値の管理にも最適なかぼちゃ。食物繊維は、糖分が血流に流れ込む速度を遅らせるため、血糖値の急激な上昇を防ぐことができ、糖尿病やインスリン抵抗性のリスクがある人にはとくにメリットが期待できる。ある研究結果は、かぼちゃの種から摂取する食物繊維の量が多いほど、食後の血糖値が下がる可能性があることを示しているけれど、血糖値を下げる作用をもつ食品としての有効性を確かめるには、より長期的な研究が必要だ。かぼちゃを食事に取り入れると、活力が増し、食欲を抑えられるため、一日を通して安定した血糖値に役立つ。摂取量が多いと血糖値が急上昇する恐れがあるため、摂取量には注意しよう。