“為替介入を指揮”神田前財務官ADB次期総裁に「身が引き締まる思い」
アジア・太平洋地域の経済成長などに取り組むADB=アジア開発銀行は28日、次の総裁に内閣官房参与で前財務官の神田眞人氏を選出したと発表しました。 これを受け、神田前財務官が28日夕方、財務省で取材に応じ、「身が引き締まる思いではあるが、全力で微力を尽くし頑張って参りたい」などと抱負を語りました。 その上で、「気候変動といった地球規模問題も含め、全てに全力に果敢に取り組んでいく」と強調しました。 神田氏はさらに、ADBを通じて日本が世界に貢献していく意義について、「これだけ地政学的に難しいことが増えたり、あるいは国境を越えた地球規模問題が深刻になっている中、国際機関を通じ日本が貢献することはこれまで以上に重要」と述べました。 日本はADBが設立された1966年から総裁のポストを担っていて、神田氏は、来年2月に11人目の総裁としてADBに着任します。