ピュアホワイトや有機ほうれんそう…甘くてうまい!一度は食べたい「国産冷凍野菜」5選 エキスパート9人が選んだ注目商品からピックアップ
野菜不足を補う手段の1つとして、便利なのが冷凍野菜。なかでも“冷凍王子”こと西川剛史さんが注目しているのが、国産の冷凍野菜です。 【写真で見る】「第1回全国冷凍野菜アワード」の審査風景 この記事では「冷凍食品専門家」「冷凍生活アドバイザー」として活動し、『いますぐ食べたい! 冷凍食品の本』や『冷凍王子の冷凍大全』などの著書のある西川さんが、国産冷凍野菜をおすすめしたい理由と、普及への取り組みを紹介します。 ■成人の野菜摂取量「100g不足」 「1日に野菜を350g食べましょう」と聞いたことはありませんか?
これは、厚生労働省が健康づくりのために提唱した『健康日本21』で、野菜摂取量の目標として掲げられている数値です。 しかし、この目標量に対し、2023年の成人の野菜摂取量は、比較可能な2001年以降で最少となる1日当たり256g。約100gも不足しています(厚生労働省/令和4年「国民健康・栄養調査」より)。 健康づくりに大切だとわかっていても、野菜を洗ったり切ったり、調理したりするのは面倒に感じる人も多いもの。近頃の食品価格高騰の影響で、野菜を買い控えているという背景も影響しているかもしれません。
そんななか、野菜不足の解消に一役買ってくれるのが冷凍野菜です。 【写真で見る】冷凍王子がイチオシする「全国冷凍野菜アワード」を受賞した国産冷凍野菜など(全11枚) 野菜を下処理する手間が省けたり、調理時間が短くなったりと、日々の家事をラクにしてくれますし、季節を問わずに食べたい野菜を、安定した価格で取り入れられるメリットもあります。 ■国産冷凍野菜を応援したい! こうした背景から、「国産冷凍野菜をもっと応援したい!」と筆者が発起人となって、日本野菜ソムリエ協会とともに始めたのが「全国冷凍野菜アワード」です。
このアワードは、国産冷凍野菜の魅力と価値を広め、生産者を応援し、日本の農業を活性化しようという取り組みです。全国各地から国産冷凍野菜を募集し、「おいしさ」「使いやすさ」「デザイン」「開発ストーリー」「環境への配慮」など、多角的な観点から評価します。審査するのは筆者や野菜ソムリエ、および冷凍⽣活アドバイザーの有資格者計9名です。 このたび第1回を開催し、全部で12商品が受賞。ここでは、それらのなかでも筆者が注目している最高金賞3つと、金賞1つ、特別賞1つをご紹介します。