ピュアホワイトや有機ほうれんそう…甘くてうまい!一度は食べたい「国産冷凍野菜」5選 エキスパート9人が選んだ注目商品からピックアップ
【最高金賞】十勝めむろ えだまめ(芽室町農業協同組合) この商品は、農業協同組合が発売元。農協という組織を活かし、枝豆の栽培や収穫、工場への搬入、冷凍加工に至るまで、生産者と工場が一体となって取り組んでいる点もポイントです。 枝豆のおいしさは時間が経つほど減り続けるため、収穫は大型のハーベスターを使ってスピーディーに行い、すぐに工場に持ち込みます。収穫から加工・冷凍が完了するまでの時間はなんと4時間以内という速さ! 新鮮な枝豆をすぐに加工できる体制を整えたことで、おいしさを実現できているのだと思います。
■オーガニックの国産ほうれんそう 【最高金賞】オーガニックほうれんそう(イシハラフーズ) 冷凍ほうれんそうは、そのものの味が薄いものが多いですが、こちらはほうれんそうの甘みや風味がしっかり残っています。 発売元のイシハラフーズは、野菜の栽培から冷凍加工までを自社で手がけています。自社農場で有機栽培し、収穫後はオーガニック認証を受けた自社工場で速やかに急速凍結。これにより鮮度と品質を保つことに成功しています。
オーガニック冷凍野菜はニーズが高いものの、現状はほぼ輸入品で占められています。国産オーガニック冷凍野菜の作り手として、ぜひこれからもよい商品を送り出してほしいと思います。 ■「ピュアホワイト」がついに冷凍に! 【最高金賞】北海道十勝産ピュアホワイト(マルハニチロ) 白いトウモロコシ「ピュアホワイト」を冷凍にした商品です。 冷凍野菜などに使われる加工用のいわゆる黄色いトウモロコシは、皮がやや硬めの品種が使用されていますが、ピュアホワイトは果皮がとても柔らかく甘さ抜群! 見た目も美しいので、スープだけでなくスイーツなどのアレンジにもぴったり。
十勝のスイートコーン加工期間は収穫時期に合わせて40日ほどで、この短期間で1年分の冷凍トウモロコシを作っているそう。そのため、どうしても物量優勢になりがちで、差別化商品が生まれにくいという部分があったのですが、苦労してこの冷凍ピュアホワイトが商品化されたところも素晴らしいと感じました。 生鮮で出荷されることが多く、なかなか手に入りづらいピュアホワイトが、冷凍なら1年中楽しめてうれしいですね。 ■国産の「ミックス野菜」にも注目!