26歳のママさんレスラーが王座防衛も「もう誰も挑戦してこないでください」
19日、後楽園ホールにてアイスリボン『Oktober Iceribbon Fest2024』が開催。第3試合では弓李(きゅうり)の持つトライアングル(3WAY)王座に芦田美歩と梶トマトが挑戦した。 8・24後楽園ホール大会で王者・ななみと咲蘭と闘い、8年ぶりにトライアングル王者となった弓李。 9・21道場マッチで弓李vs芦田美歩vs紫雷美央のトライアングル戦が行われ、美央が弓李をシライバスターで叩きつけたところを芦田が横取りフォールで勝利し「キューさん、私のこと好きじゃないですよね?私はこんなに愛をぶつけているのに…」とタッグパートナーにヤンデレ挑戦表明。 勝利を奪われた美央は「ここで私が名乗り出てもつまんねえから、くせ者を連れてきてやる。お前たちチアベルのストーリーだなんて思うなよ」と挑発し、推薦者としてオファーしたのは弓李との野菜繋がりで梶トマト。弓李としては中学生のキッズレスラー時代から見ていた選手であり、芦田としては初の男子選手との試合となる。
試合が始まると梶のハイテンションを弓李がいなして翻弄し、梶も弓李の足を物理的にも引っ張り撹乱する。そこを芦田が2人まとめて鎌固めでとらえ仕留めようとするが、梶が覚醒し延髄斬りからスライディング式コンプリートショット。そのまま一気に決めようとするも、弓李が梶の顔面にコールドスプレーを噴射して動きを止め、そのすきに弓李は芦田にエルボーからのブロックバスターホールドで3カウントを奪った。 ほぼノンストップの10分近い試合を終えて防衛した弓李は「初防衛戦、芦田美歩と梶トマトさんという1クセも2クセもある選手と推薦者でちょっと危ういと思ったんですけど勝てました(子どもの頃に)観戦してた選手と闘える日が来るとは、男性レスラーじゃないですか?うちは女子プロの団体に入ったから交わることは今後ないんだろうなって思ってたんで、今日トライアングルで闘えてすごい嬉しかった」と感慨深そうにコメント。 今後の防衛戦に関して聞かれると「この1年は防衛戦しなくていいかな。もう誰も挑戦してこないでください(苦笑)」と、ママさんレスラーとして子育てを優先したい想いを吐露した。