先輩に何を言われても「俺は上に行くから」…生意気な原口元気と教育係の槙野智章、2人だけの秘話
「(ドイツ移籍前の)最後の試合、覚えてるでしょ?」(原口選手)
2014年のナビスコカップ・グループリーグ。浦和は名古屋グランパスに5-2で快勝した。槙野さんはゴールを決めて、原口選手の移籍に花を添えた。
「どうしても点が取りたくてフリーキックを蹴ったら止められて、マキが(こぼれ球を)決めた」(原口選手)
「人一倍うれしかったよ。ドイツに行くとか、目標も近くで聞いてたし。最後にスピーチしてる姿は、成長したなとか、大きくなったなってのはあったよ」(槙野さん)
プロフィル
原口元気(はらぐち・げんき)
浦和レッズのジュニアユースから、2008年にトップ登録。ナビスコカップ・名古屋グランパス戦で公式戦デビュー。09年にプロ契約。14年にドイツ・ブンデスリーガのヘルタ・ベルリンに移籍。ハノーバー、ウニオン・ベルリンなどでプレーし、日本代表にも定着。代表通算74試合出場、11ゴール。24年9月に浦和レッズに復帰した。1991年生まれ、埼玉県出身。