省庁ナンバー3のポジションに元アイドル議員を起用 批判の声も元議員は「全員回ってくるポスト」と説明
石破総理は第2次石破内閣の副大臣26人、政務官28人の人事を決定。いわゆる「裏金議員」が1人も入らなかった一方で、元アイドルの2人が起用されたことに注目が集まった。 【映像】曖昧な受け答えをする今井氏・生稲氏(実際の映像) 外務政務官に起用されたのは「おニャン子クラブ」元メンバーの生稲晃子議員、そして内閣府兼復興政務官には「SPEED」元メンバー今井絵理子議員だ。政務官といえば、各省庁で政務三役と呼ばれる大臣、副大臣に次ぐナンバー3のポジションとなる。 記者からの質問に曖昧な受け答えをする2人に対して、SNSでは「この人に自分の考えや意思はないのだろうか?」「実績もなしでいきなり政務官を引き受けるかね。これはあまりにも無謀すぎるだろう」といった声が上がっている。 元衆議院議員の宮崎謙介氏は「大臣というのは国会議員として選ばれた方々が総理の指名を受けて大臣になる。一方でキャリア官僚などいろいろいるなかで、官僚が上がってくると事務次官というポストになる。これを目指してみなさん日夜努力されているが、その上にくるのが大臣。そして副大臣がナンバー2」と説明。 大臣政務官は「大臣にお仕えする」ポジションだとして「事務次官よりもポスト的には上。そこに生稲氏と今井氏がなった」と解説した。 政務官の仕事については「(大臣と副大臣の)あいだの仕事を捌いていく。ときには大臣でも副大臣でもなく政務官が答弁することもある。国会答弁をやることももちろんある。また、大臣が行けない国際会議に代わりに出席するなど、いろいろな仕事がある」と、多岐にわたるという。 生稲氏と今井氏が起用された理由については「省庁は国会とは違う行政府で『行政府はどうなっているのか』という勉強をしてもらう場。そしてある程度(経験を)積んだあとに副大臣や大臣になっていく、というステップが踏まれていく。基本的には3期、自民党で言うと3期ぐらいのあいだに全員回ってくる。だから生稲氏や今井氏にも回ってきた」と語った。 宮崎氏は自身の議員時代を振り返り「比例復活議員は大臣政務官になれない」「大臣も比例復活議員にはなれなかった」とも明かした。 (『ABEMA的ニュースショー』より)
ABEMA TIMES編集部