「まさか、石破が奢ってくれるなんて!」人望ゼロの石破さんが【劇的キャラ変】で進次郎に勝つ?フツーのオジも真似るべき「最後の処世術」
二階さんは会合の支払いはもちろん、和歌山の梅などお土産も用意してくれる。菅義偉元首相なら秋田の稲庭うどんや横浜の甘納豆が思い浮かびます。 物をくれるから、奢ってくれるから付き従う、というわけではなく、自民党の派閥の領袖クラスの人は霞が関の官僚や記者、陳情客にも『おい、飯食ったか』『うまい○○がちょうど手に入った。持っていけ』と挨拶代わりに声をかける。相手を気遣う、その心配りの差でしょうね」(自民党関係者) 石破氏は田中角栄の弟子を自認するも「カネ集めは苦手」と公言。露骨なカネ集めパーティーも開催していないために懐は裕福とは言い難いのは事実。 でも、サラリーマン世界だって金払いの良い人が奢ってくれたら悪気はしないのは事実。社内の交際費が使えるはずなのに、奢ってくれない上司って、ちょっとモヤっとしたりするものではないでしょうか。 清廉潔白といえばそれまでなのかもしれませんが、清濁合わせ飲むタイプの人の方が、人間味を感じさせるのはこの世の法則。 しかし、いままでそれこそ政治信条なのかと思うほど「奢らない人」だった石破さんが、「ついに奢った!」と自民党がざわついています。
「8月下旬、銀座で衛藤征士郎(83・元衆院副議長)さんについにフグを奢ったんです!衛藤さんは石破氏の総裁選での推薦人の確保を担ったといわれる旧安倍派の重鎮。過去、何度も石破さんと会食をするも、奢ることはあっても奢られたことはなかった。 話が楽しく、勉強にもなるから衛藤さんは気にせずに支払っていたんです。それでも石破さんが頭を下げるような時でも頭も下げずに食事も奢らなかった、と聞いています。そんな石破さんが中座し、トイレでも行ったのかと思ったら会計を済ましていた。 これにびっくりしたのが当の衛藤さんです。その額15万円で、さらに驚愕していた(笑)。これまで『頭を下げろ』『仲間と飯を食って奢れ』と他人には諭しても、なぜか自分ではそれができなかった人が、です。最後の総裁選の直前に、生まれ変わりつつあるんです」(自民党関係者) これはブレなのか?それとも……?我が身に照らしてもそうですが、オジサンになるほど、自分の信念を曲げるのは年々難しくなってくるもの。周りから「変わった」と思われうのもなんとなく気恥ずかしいものです。 「いい年して今更……」と、加齢を原因に自虐的な気持ちになる人もいるかもしれません。でも私、この取材で学びました。最後のチャレンジなら、いままでと違う方法を試してもいいんじゃないか、って。今後も世の大人のためになる政治情報をお伝えしていきたいオジ記者からの報告は、以上です! FORZA政治部記者・岩崎大輔 PHOTO:Getty Images