「シビック×無限」「86×TRD」! それぞれの個性が光るチューニングカーに試乗してみた!
そして両車には10月に発売されたばかりのスポーツステアリングホイールも装着。これはシビック全グレードに装着可能なもので、純正ステアリングよりも太く握りやすさを追求したグリップ形状と、ドライカーボンとパンチングレザー、アルカンターラのコンビで所有欲も満たしてくれる点も魅力です。 実際に走らせた感想は、タイプRはまさにホームはサーキットといった雰囲気で、会場となったモビリティリゾートもてぎの南コースでは全く危なげのない走りを披露。一方のRSはタイプRほどの過激さや骨太さはないものの非常に軽快な印象で、一般道やワインディングではタイプRよりアリかも…と思わせる仕上がりとなっていました。
TRDが挑む走りへの挑戦! 86とヤリス、ハイラックスの最新チューニング
トヨタのモータースポーツ競技部品などを多く手掛けるTRDからは、昨年に引き続き初代86のTRD実験車両、素のヤリス1.5Lをベースとしたジムカーナ仕様、そしてクロスカントリー仕様のハイラックスという3台のラインナップ。
86は旧型をベースにいかに走りを楽しめる仕様に仕上げられるかがテーマの実験車両で、エアロパーツや足回りといった昨年装着されていたパーツに加えてボディ剛性を均一化するための強化パーツやブレースの試作品を装着したものです。 これによって旧型でありながら新型のようなしっかりとしたインフォメーションを持つ走り味となり、試作スペックの2WAY LSDも相まってFRらしい走りを楽しめる仕様に仕上がっていました。 続くヤリスは、1.5Lのエンジンを搭載しながら1tを切る軽量ボディを持つ、1.5Xをベースとしたジムカーナ仕様ですが、昨年と異なるのがトランスミッションで、MTではなくCVTモデルがベースとなっているのが最大の特徴です。 足回りやブレーキ、タイヤホイールはMT仕様と同一で、GRの機械式LSDとスポーツCVT ECUが装着されているだけでしたが、変速に意識を置かなくてもよいため、CVTとは思えないダイレクト感と軽量なハンドリングマシンの神髄をより集中して味わえました。