東京オリパラ「世界中に勇気と感動届けた」小池都知事会見6月24日(本文1)
都立施設での駐輪場提供を広げる
まず7月の1日からは東京国際フォーラムの地下の駐車場で10台分のバイク用駐輪場の提供を開始いたします。これに合わせてカーブミラーや案内サインのほか照明なども設けまして、安全にご利用できるように対応してまいります。このほか、これからオープンする東京たま未来メッセ、そしてオリ・パラの競技会場にありました、先ほどもご紹介した東京アクアティクスセンター、これらの会場でもバイク用の駐輪場の提供を予定いたしております。これからもご利用される方の人数、スペースなどを踏まえまして都立の施設での駐輪場の提供を広げてまいります。 これまでも私、二輪車の活用ということを常々申し上げてまいりました。ただ、止めておくとあっという間に駐禁のあれを張られて、使っていいのか。遠いところに止めたらあまりバイクの意味がなくなるんですね。ですから、まずは都立の施設での駐輪場をつくろうということで、これまで調整してまいりました。ようやくこれだけできるようになったということであります。バイクを運転される方、どうぞ安全に気を付けて、そして快適にお乗りいただければと、このように思います。それで、一応私のほうからお伝えするのは以上の、たくさんの項目になりましたが、それでは質問のほうをどうぞ。
オリパラ開催経費が1.4兆円に。受け止めを
時事通信:ありがとうございました。幹事社の時事通信、石松です。幹事社からオリ・パラ関係について2つお尋ねします。先日、組織委員会の理事会で大会の最終的な開催経費が1兆4238億円になったという報告がありました。昨年12月の見通しと比べると300億円ほど減ったことになりますけれども、招致段階で示された額と比べると倍近くという形で、このことについての知事の受け止めをお尋ねしたいのと、組織委員会は今月末で解散することになります。発足から8年半たちましたけれども、この間もコロナによる延期ですとか無観客開催だとか、いろんなことがありましたけれども、振り返ってのご所感をお願いします。 小池:まず経費のほうですけれども、組織委員会、国、都の3者が協力して、まず2020大会、開催することができました。全体的な経費ですけれども、最終報告についてもそれぞれの3者が役割を負ったりしながら必要な対応を図ったということで、全体では1兆4238億円となりました。V5の予算からいきますと2202億円、それから昨年10月の時点で見通しを立てた、それよりも292億円の減となりました。都におきまして、これは今のは全体の関係。都においても新たな予算措置を講ずる必要がございませんで、そしてV5の予算からいたしますと1055億円、見通しからは283億円下回るということになりました。 これは開催1周年を前に、まずそういう区切りで結果が報告できるというのは、まず3者が協力してそれぞれ経費の削減、精査に取り組んできた結果ではないかと、このように思います。それからこの時期の解散についてでありますけれども、おっしゃるように約8年半、長きにわたって関係された方々には本当にご苦労さまということをお伝え、お疲れさまということを申し上げたいと思います。今もYouTubeで何度も何度も、そのときの大会でのパフォーマンスも、今も何度もアクセスされているということ、やはりそのもとになる大会を開催したからにほかならないわけでありまして、世界中に勇気と感動を届けたという、無観客ながらも、IOC総会でも高い評価をいただく大会になったと。また、東京大会があったからこそ次の北京大会にもつながっていったということであります。冬季の。東京大会を通じてさまざまなレガシーが生まれ、また、それをいかに発展させていくかということ、これをベースにして多様性とインクルーシブネス、包摂性にあふれた未来の東京をつくり上げていきたいというふうに考えております。 時事通信:幹事社からは以上です。各社さんの質問に移ります。質問のある方は挙手の上、知事の指名を受けてから所属を名乗ってご質問ください。 【書き起こし】小池都知事会見6月24日 全文2に続く