「固定電話のみ」でスマホをもっていない母。スマホだけにしたら、毎月の出費は減るのではないでしょうか?
スマホの普及率が高まり、固定電話の必要性を感じなくなっている人もいるかもしれません。「固定電話が家にない」という家庭も珍しくないでしょう。 その逆で、今でもスマホを持たずに固定電話のみで生活している人もいるようです。毎月の出費で考えると、どちらが節約になるのか確認してみることをおすすめします。 本記事では、固定電話とスマホそれぞれにかかるコストを比較するとともに、スマホに切り替えた方がよいと考えられる理由についてもご紹介します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
固定電話にかかる基本料金と通話料
固定電話といえばNTT加入電話やひかり電話などがありますが、今回はNTT加入電話を例に挙げて、どのくらいコストがかかるのかを確認してみましょう。東日本電信電話株式会社(NTT東日本)によると、加入電話の毎月の電話料金は「基本料金」と「通話料」で構成されています。NTT東日本の加入電話の場合、それぞれ以下のような金額です。 なお、月々のコストを算出するので、固定電話設置時にかかる初期費用は省きます。 【基本料金】 ・回線使用料:1870円(ダイヤル回線・住宅用・3級取扱所の場合) ・屋内配線使用料:66円(屋内配線をレンタルする場合) ※このほか、キャッチホンなど付加機能を利用する場合は「付加機能使用料」が、電話機などをレンタルする場合は「機器使用料」がかかります。 【通話料】 ・固定電話から固定電話へ:9.35円/3分(県内通話・県間通話) ・固定電話からIP電話へ:11.55円/3分 ・固定電話から携帯電話へ:17.6円/60秒 上記の場合だと、電話をまったくかけない人であっても、月々1936円の基本料金が発生します。
スマホにはどれくらいコストをかけている人が多い?
一方、スマホにかかる月々のコストはどれくらいなのかみていきましょう。スマホは契約している携帯電話会社やプランによって料金が大きく異なる場合もあるため、株式会社WDCが2024年に実施した「スマホキャリアに関するアンケート」を参考にします。 アンケートの結果によると、スマホの月額利用料で最も多かったのは「3000円未満」で30%、次いで「3000~5000円未満」で26.33%、「5000~7000円未満」で16.67%となっています。また、スマホキャリアを選ぶ際に最も重視しているのは「料金の安さ」という人の割合が最も多くなっています。 ただし、大手キャリアのスマホを利用していたり、機種代が高額だったりする場合は、1万円以上のコストがかかる可能性もあるでしょう。