今年の“鼻歌検索”1位は「ブリンバンバン…」~Googleが検索ランキングを発表
Googleは12月10日、「2024 年 Google検索ランキング」を発表した。2024年1⽉1⽇~11⽉20⽇の期間、Google検索で昨年と比較して急上昇したキーワードをランキング化した。今年はパリオリンピックのほか、ドジャーズ所属の大谷翔平選手、税制に関するキーワードもランクインしている。 【この記事に関する別の画像を見る】 また、都道府県別に検索されたキーワードについても公開した。 ■ 「大谷翔平」関連キーワードが上位に 今年のトレンドを表す「急上昇」ランキングでは、大谷翔平選手が移籍し、MLBワールドシリーズで優勝した「ドジャース」が1位となった。 また、8⽉に初めて発表された南海トラフ地震臨時情報が多くの関⼼を集め、「南海トラフ」が6位にランクインした。南海トラフ地震臨時情報は、8月8日に宮崎県南部の日向灘震源の地震をきっかけに発令されたものだった。 「人物」ランキングでは、大谷選手と結婚し注⽬を集めた元⼥⼦バスケットボール選⼿「⽥中真美⼦」⽒が1位、ドラゴンボールなど人気漫画を残した漫画家「鳥山明」氏が3位にランクインした。 意味を調べる際に使われる「〇〇とは」ランキングでは、 「定額減税 とは」「103万の壁とは」など税制度に関する検索が並んだほか、顧客からの迷惑⾏為を指すカスタマーハラスメントの略である「カスハラ とは」が多く検索され10位にランクインした。 2024年は、パリオリンピックが開催され、オリンピック種目も多く検索された。「オリンピック」や「五輪」と一緒に検索された種目をランキングした「オリンピック」ランキングでは「ブレイキン」が1位、「セーリング」「スケートボード」が続く結果となった。 また、Googleの機械学習を活用した音声検索をもとにランキングした「鼻歌検索」ランキングでは、ダンスとともに世界トレンドになったCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が1位という結果に。 「ドラマ」ランキングでは、2024年流行語大賞を受賞した「不適切にもほどがある!」が1位。続いて、ネットフリックスで配信されている「地面師たち」が2位にランクインした。 「ゲーム」ランキングでは、10 月末にリリースされたモバイルゲームの「ポケポケ (Pokémon Trading Card Game Pocket)」が1位、1988年に発売されたファミコン用のゲームソフトのリメイクとして発売された「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」が6位となった。 ■ 災害の影響が伺える都道府県別ランキング 都道府県別ランキングでは、都道府県名と一緒に検索された急上昇ワードを、各都道府県につき5位までピックアップ。 石川県、福井県、富山県、新潟県の北陸4件で「地震」関連が5位以内に入っているのは、1月1日の能登半島地震の影響とみられる、また、南海トラフの影響を受けるとされる地域では「南海トラフ」や「地震」が入っている。 なお、山形県では、「山形大学 ナスカの地上絵」が1位に。これは、山形大学内には、世界で唯一「ナスカの地上絵」に関する研究をペルー文化省から許可されている研究チームが属しており、303点のナスカの地上絵を発見したことからランクインしている。
INTERNET Watch,松永 侑貴惠