能登被災地へ 信州ならではの防寒着「ねこ」を手作り 「暖かく過ごしてほしい」【長野市】
本格的な寒さを前に、長野市のボランティア団体が能登半島地震の被災地に届けようと信州ならではの防寒着を手作りしています。暖かさを届けるため、ひと針ひと針に思いを込めています。 「ミシンに負けないくらいに細かく」 長野市のボランティア団体「ねこはんてんサロン」。作っているのは南木曽町で古くから防寒着として親しまれている「ねこ」。月2回集まって製作を続けています。 ■ねこはんてんサロン代表・山本謙竹さん 「大変な思いをされている。被災地の皆さんに少しでも寒い時期を、暖かく過ごしてほしいな、その一念ですね」 今年1月、最大震度7を観測した能登半島地震。 厳しい寒さを乗り越えてもらいたいと「ねこ」を作って被災地に送ることにしました。 こちらはメンバーが作った「ねこ」を着用している被災者。 今年1月から4月にかけて、長野市災害ボランティア委員会が、県社会福祉協議会を通じて被災地におよそ240枚を届けました。 実際に着てみると… ■萩原早紀子アナウンサー 「軽~い。背中にストーブが付いているかのような、ポカポカ感があります」 材料は寄付された着物や中綿です。着物をほどきアイロンをかけたり縫い合わせたりと、様々な工程があります。1着作るのに2日~3日ほどかかるそうです。 ■サロンに参加したボランティア 「本当は現地に行って何かお手伝い出来るのが良いんでしょうけど、なかなかそうも行かないし。自分でできることかなと思い参加しました」 現在、製作中の「ねこ」は今月29日に届けられる予定です。サロンでは製作に協力してくれるボランティアを募集しています。