「起用できるのは13人」と嘆くペップ、現状を嘆く「ほぼすべての選手が痛みを抱えてプレーしている」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、ケガ人続出の状況を嘆いた。 【順位表:プレミアリーグ】 今季もプレミアリーグでは開幕9試合負けなし(7勝2分け)で首位に立ち、チャンピオンズリーグでも2勝1分けと結果を残し続けるマンチェスター・C。しかし、先日のリーグカップ4回戦でトッテナムに1-2と敗れ、今季初黒星を喫していた。 そしてこの試合では、ウォーミングアップ中にマヌエル・アカンジが負傷し、ルヴェン・ディアスも前半のみで交代に。また後半には、サヴィーニョも痛めて担架でピッチを後にした。すでにロドリやカイル・ウォーカー、ケヴィン・デ・ブライネら複数の選手が離脱中であり、グアルディオラ監督は「(起用可能な選手が)13人しかいない」と現状を嘆いていた。 そんなマンチェスター・Cだが、2日には第10節でボーンマス、5日にはチャンピオンズリーグでスポルティングCP、9日には第11節でブライトンと対戦するなど、インターナショナルウィークまで厳しい日程が続く。ボーンマス戦前の会見に出席したグアルディオラ監督は、過密日程に不満を漏らした。 「今日、ほぼすべての選手が痛みを抱えながらプレーしている。注意しなければいけない瞬間もあるが、時にはプレーしなければならないんだ。現代フットボールでは、それに対応しないといけないね。それができないと、トップクラブで3日ごとに試合を続けることはできない」 またグアルディオラ監督は、先日現役引退を発表したプロテニスプレーヤーのラファエル・ナダル氏を例に挙げ、「ラファは痛みを抱えながらプレーしてきた。そして何度もグランドスラムでプレーし、優勝もしてきた」と、トップアスリートの現状について言及。そして、「特定のポジションで緊急事態が起きている。だから彼らを起用する」とアカデミーの選手を起用することを示唆した。 なお、現代サッカーにおける選手への過負荷は大きな問題となっており、FIFPRO(国際プロサッカー選手会)が「選手の健康が脅かされている」としてFIFAに対して法的措置に出たことを発表。また数々の選手・監督が声を上げており、ロドリがストライキを示唆したことも大きな話題となっている。