ラッセルがカナダGPでキャリア2度目のPP!フェルスタッペンは同タイムも予選2番手…VCARB残留決定の角田裕毅は今季7度目のQ3進出8番手|F1
2024年のF1第9戦、カナダGP予選が現地時間8日行われた。 現地モントリオールはFP3から引き続きドライでセッション時刻を迎えるも厚い雲に覆われ、いつ雨が降ってきてもおかしくない状況となっている。 【動画】0.000秒同一タイム…フェルスタッペンが1:12.000で周回するも、カナダGP予選でラッセルがキャリア2度目のPP 同トラックは20台がピットアウトするとクリアラップが取りにくいこともあり、18分間のQ1が始まると、各ドライバーは積極的に周回を重ねてタイムを出しにいく。 懸念されたとおり、トラフィックが多発しているために、アタックラップでロスするケースも散見された。予選直前、2025年のVCARB残留が発表されたばかりの角田裕毅は予選終盤に1:12.748で周回し、Q1における2番手タイムで勝ち上がりを決めた。 このQ1で15番手に入れなかったのはセルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタス、エステバン・オコン、ニコ・ヒュルケンベルグ、チョウ・グァンユの5台となった。ペレスはチャージラップのままでQ1終了となり、まさかの早期敗退となっている。 続く予選Q2では、雨がこのQ2終盤から降るのではとの予報が入った。そんな中、各ドライバーは早めにタイムを出しにいき、角田も残り2分で1:12.203で周回し、4番手タイムでQ3進出を決めた。 このQ2ではフェラーリ勢がタイムを伸ばすことができず、チャールズ・ルクレールが11番手、カルロス・サインツが12番手で、そろってQ2止まりとなった。ローガン・サージェント、ケビン・マグヌッセン、ピエール・ガスリー含めた5台がQ2敗退となっている。
トップ10のグリッド順を決めるQ3では、雨予報があるため早々にタイムを出しにいくドライバーが多数となった。 だが予報に反して雨は強くならず、1:12.000で周回したジョージ・ラッセルがポールポジションとなった。全くの同タイムを、Q3終盤にマックス・フェルスタッペンが叩き出すも、先に同タイムを出していたラッセルがポールポジションで、フェルスタッペンは2番手となった。ラッセルにとっては2022年ハンガリーGP以来、キャリア2度目のPPとなっている。 3番手ランド・ノリス、4番手オスカー・ピアストリと、マクラーレン勢が3-4の2列目に並んだ。 5番手ダニエル・リカルド、6番手フェルナンド・アロンソ、7番手ルイス・ハミルトンと続き、2025年の契約延長が発表されたばかりの角田裕毅は8番手となっている。VCARB勢は5-8となり、角田が今季リカルドより予選で下だったのは、これが2回目のこと。予選当該成績はリカルド2-7角田となっている。 予選9番手はランス・ストロール、10番手アレクサンダー・アルボンという並びになった。