「最善の解決策は吉田正尚を移籍させること」レッドソックス担当記者が進言「DHの枠を空けられれば驚異的な打線に」
ボストン・レッドソックスは今オフに右の強打者を探し求めている。 米誌『Sports Illustrated』でレッドソックスを担当するパトリック・マカボイ記者は現地12月29日の記事で、「右のスラッガーをラインアップに加える必要があるが、最終的に誰を獲得するのだろうか。最も話題になっているのは、FAのオールスター選手アレックス・ブレグマンだ」と伝えた。 【画像】白シャツ姿、タキシードに、ニット姿まで!ユニホーム姿“じゃない”大谷翔平を厳選してお届け! 「キャリアのすべてをヒューストン・アストロズで過ごしてきたブレグマンは、今冬にチームを変えるだろう。スター三塁手がレッドソックスに加われば完璧な補強と言えるが、もし獲得できなかったらどうするべきか。その時はニューヨーク・メッツからFAとなった一塁手ピート・アロンゾを狙うべきだ」 このように本命と別の選択肢を提示したマカボイ記者は、もしアロンゾと契約した場合、一塁手のトリスタン・カサスを放出する必要があると記した。 「アロンゾを加えるなら、ロジスティックス上の変更が必要になってくる。アロンゾを一塁に置く場合はカサスを、DHとするならば吉田正尚を放出せざるをえない。最善の策は吉田の放出だ。もしDHの枠を空けられれば、アロンゾ、カサス、ラファエル・デバースを並べられ、驚異的な打線となるだろう。ブレグマンを逃したとしても、アロンゾがいれば、ア・リーグ最強チームのひとつになる可能性がある」 今オフにレッドソックスは、ウォーカー・ビューラー(前ロサンゼルス・ドジャース)、アロルディス・チャップマン(前ピッツバーグ・パイレーツ)、パトリック・サンドバル(前ロサンゼルス・エンジェルス)、ギャレット・クローシェイ(前シカゴ・ホワイトソックス)と投手陣を補強。フアン・ソト、テオスカー・ヘルナンデスといった強打者にはフラれたものの、ブレグマンやアロンゾのような強打者の契約に動いている。吉田の去就はチームの補強動向に関係してきそうだ。 構成●THE DIGEST編集部