【自動車】36号車au Supra今季2勝目!坪井翔「ミスなく上出来」スーパーGT
<スーパーGT第8戦>◇決勝◇3日◇栃木・モビリティリゾートもてぎ GT500クラスは、36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太組)今季開幕戦以来となる2勝目を挙げた。8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT(野尻智紀/松下信治組)が2位、38号車KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹組)が3位。 20秒以上の大量リードでチェッカーを受けた36号車の山下は「完璧な週末だった。前半を担当した坪井選手が、トップに立って10秒くらいマージンを築いてくれたので、余裕を持って走ることができた。車も良かったし、ピットワークも速かった」と、チーム全員に感謝していた。 坪井は「ワンリスダウン(燃料流量リストリクターを1段階絞られた状態)なので、ストレートが遅いのは仕方ないとは思っていたが、FCY(フルコースイエロー)のタイミングを利用してうまく抜くことができた。後半の山下選手の担当が長くなると分かっていたので、少しでもリードを広げてバトンを渡したかった。チームとしてミスなくレースできて、上出来」と満足げだった。 36号車の伊藤大輔監督は「ドライバー2人のインフォメーションがすごく的確で、車作りに大いに役立った。決勝で強い車を求めて、最後の最後まで微調整した結果がいい結果につながった。チャンピオン争いへ大きなステップ。気を引き締めていきたい」と、12月の最終戦をにらんでいた。 GT300クラスは、88号車VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥組)が2連勝で今季3勝目を挙げた。 17番手からの大逆転優勝。ライバルがタイヤ無交換作戦を取る中で、リア2輪のみ交換がいいと判断した88号車の元嶋は「レース中ずっとチームと話し合っていて、最終的に僕は2輪がいいとリクエストした。チームもそれを支持してくれて、それが全てハマった」とニンマリ。 小暮は「予選からペースが良かった。決勝前半も元嶋選手がグイグイ抜いていたので、これはいけると確信があった。今回は2連勝。とてもとてもうれしい」と笑顔だった。