なぜ、サイバーエージェントの広告運用は業界トップなのか? 理由を聞いた
Microsoft 広告の強みは、ビジネスに紐づくユーザー情報
すでにオンライン広告に投資している企業でも、まだMicrosoft 広告には出稿したことがないというケースがある。サイバーエージェントが、Microsoft 広告に注力する理由はなんだろうか。 ┌────────── 正直、注力しない理由がありません。ユーザー数も多く、広く消費者にアプローチでき広告効果も高いです。広告出稿されている企業は、以前はBtoB業種が多かったですが、最近は全業種・業態で広告出稿ニーズが広がっています(蜷川氏) └────────── ┌────────── 他のメディアのバナー型広告を配信したときに、リーチが広すぎてノイズが多く、パフォーマンスにつながらなかったお客様が、Microsoft 広告を活用することで、成果をあげています。配信面は限られていますが、ユーザーの質が高い配信面に絞って出稿できることが、成果につながっています。 一方で、ユーザーとの相性が合わないお客様はトライしにくい現状がありますが、今後配信ネットワークが拡大したり、ユーザーが増加したりすれば、可能性が広がると思います(原氏) └────────── BtoBの場合、スマートフォンにビジネスの広告が配信されても、業務時間でなければクリックしない傾向がある。Microsoft 広告は、会社のパソコンで調べ物をしている時などに広告の接触機会があるので、タイミングがマッチしているのだ。その他、BtoCであっても、不動産、転職など、人生に関わる重要な決断が必要な広告はマッチしているという。
AIによる進化に期待
サイバーエージェントでは、広告のためのAI活用をさらに進化させる予定だ。広告の発注を受けてから、施策設計、広告配信、レポーティングまで自動化できるように、現在開発を進めている。 ┌────────── 自動化がさらに進化すれば、誰でも効率的に広告運用ができるようになります。現在、当社のお客様は広告予算が大きい企業が多いですが、AI化が進めば、全国各地の企業にもご活用いただけるようになるので、裾野が広がります(蜷川氏) └────────── 最後に、Microsoft 広告を含め、Microsoftの今後の展望について、有園氏は次のように話した。