「たまつきの夢」の田口敬太監督作「対話する世界」公開決定、夏海が映画初主演
「たまつきの夢」「ブルーを笑えるその日まで」を生んだ映像団体・映日果人(えいじつかじん)による映画製作プロジェクトから誕生した「対話する世界」が、12月21日から東京・ユーロスペースで上映される。 【動画】映画「対話する世界」予告編はこちら 同作は、叔父の死をきっかけに憧れの東京へ来た高校3年生・長島愛祈(あき)が過ごす夢のような3日間の物語。叔父が生前に住んでいた部屋で8mmフィルムを見つけた愛祈が、残された手紙の住所を頼りにある人物を訪ねる様子がつづられる。 愛祈役で「ラの♯に恋をして」の夏海が映画初主演を飾った。夏海は「3年前の今頃。毎年寒くなってくると、あの撮影の日々を思い出します」と撮影時を懐かしむ。峰平朔良、ミネオショウ、長谷川朋史、南北斗、広木健太、宮本なつ、藤井愛稀、小原徳子、木田友和、星野たかお、鳥谷宏之、舞木ひと美、Bebe、天才ナカムラスペシャル、小澤雄志、環菜美、神山てんがい、稲生涼、小倉綾乃もキャストに名を連ねる。 脚本・監督・編集を手がけたのは「ナグラチームが解散する日」「誰もいない部屋」「たまつきの夢」の田口敬太。彼は、自身の映画制作の原点に戻って脚本を作る前から撮影を開始し、出演者とともに映画を撮る意味を探りながら、8mm、16mmフィルムとデジタルを混在させる独特の手法で「対話する世界」を制作した。田口は「言葉では語り尽くせない映画でしか経験することができないような映画を目指した」と語っている。 YouTubeでは予告編が公開中。 ■ 夏海 コメント 3年前の今頃。毎年寒くなってくると、あの撮影の日々を思い出します。確かに、長島愛祈という女の子として生きていました。田口監督はじめ、撮影に携わってくださった皆さんに感謝いたします。是非、たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。 ■ 田口敬太 コメント(製作時のステイトメント) 私はなぜ映画を撮るのだろうか。私がこの世界からいなくなった後に残された記憶を親しい友人や家族が辿るような物語を作りたかった。例えば、私の姪が大人になる入口で私の映画を偶然発見しその中からなにかを発見するような映画を。言葉では語り尽くせない映画でしか経験することができないような映画を目指した。 (c)映日果人