小池都知事定例会見12月9日(全文3完)石原知事はいろいろな遺産を残された
10月都庁の8時退庁が約900人達成されたことについて
産経新聞:産経新聞のオオイズミといいます。きのうの一般質問で、8時退庁の数字が具体的に答弁で、8時退庁の10月の割合というのが、答弁の中で出たかと思うんですけれども、確か私の記憶ではだいたい平均して1割ぐらい890人とか900人とかっていう割合で8時退庁が達成されているというお話でしたが、知事のご指示、肝入りで始めたライフワークバランスの施策だと思うんですけれども、この数字に関するご感想、評価をお願いしたいんですけれども。 小池:はい、ありがとうございます。ちなみに次のご質問で打ち切らせていただきます。今日の会見についてのご質問。それで8時退庁、退庁っていうので、ひげの隊長をすぐ思い浮かべちゃったんですけど、仕事をやめて、そしてやめてというか、都庁を去るという退庁でありますけれども、私は徐々にそれは広がっているというふうに思っております。 そして8時か7時か6時かっていうのは私はあまり関係がなくて、むしろ働き方をみんな変えてみたらどうなのよ、ということであります。で、これは実は都庁のみならず、今、いろんな届出書類とか報告書、コンプライアンスっていって、もうむちゃくちゃ今そういう届出等も増えておりまして。これは私、防衛大臣のときもそうなんですが、最近は自衛隊員もいろいろと届出、登録、その日の記録というので、訓練よりは紙に向かってなんか書いてますっていう、そっちで忙しいんです、などということを聞いたことがございます。 で、そういったことを考えればまさしくテレワークであるとか、IoTとか、言葉ばかりは語られますけれども、皆さんはどうされておられるんでしょうか。だいぶもうパソコンで原稿を書き上げておられると思いますけれども、領収書はどのような対応をされておられますでしょうか。手書きでやっておられるんでしょうか。いろんな会社によって違うんでしょうか。そういった細々としたことについてもそうでありますけれども、もう一度そういった、全てを見直すきっかけにしたいので、よっぽど8時などという生ぬるいことは言わずに、もっと早くしていきたいぐらいの気持ちであります。 とはいえ、私自身が都庁の職員の仕事を増やしているのは事実なので、あまり、はい、あまり大きなことは言えませんけれども、しかしながらそれがちゃんと浸透していくようにしたいと思います。 で、クールビズのときもそうでありましたけれども、やっぱり上が帰らないと下は帰らないんですよ。そういうことで、「イクボス宣言」っていうのも始めたということであります。それによって早く退庁し、そして自分磨きをしていただきたいと、このように都庁の職員には呼び掛けているところです。逆に言えば自分磨きのための、何か都庁としての工夫もしてみるのも1つかなと思っております。はい。じゃあ。