小池都知事定例会見12月9日(全文3完)石原知事はいろいろな遺産を残された
区議処分の「推して知るべし」というのがよくわからない
フジテレビ:すいません、フジテレビのオガワ。です。7人の侍の処分について、知事、今、都連の対応は推して知るべしとおっしゃっていたのですけど、ちょっと分からないので教えてほしいのですが、まず知事と若狭さんには処分が出ず、7人には除名の処分が出て、また都知事選の最中には自民党が推薦した以外の候補を応援した場合は議員本人だけでなく、親族も含めて除名等の処分をする、という紙が出たと思うのですけれど、知事には笹川堯さんという元衆議院議員で、息子さんが今、衆議院議員の方が応援に来てたと思うんですけれど、そのように処分が分かれるのは推して知るべしというのはよく分からないところがありますので、もうちょっとご説明いただきたいのと。 【中継録画】小池都知事が定例会見 区議除名や五輪会場問題は あとまったく別件なんですが、武蔵野市の産婦人科の水口病院で人工妊娠中絶手術を、専門資格を持っていない医師が行っていまして、結果的にその手術を受けた女性が死亡してしまいました。東京都も抜き打ち検査を行っていたということなのですけれども、無資格の医師が中絶を行うことが常態化していた病院があることについてのご所感ですとか、あと、再発防止を求める要望書を遺族が知事宛てに出しているそうなんですけれども、この問題についての対策。またほかの医師も無資格で中絶していたというような話も取材で出てきているんですが、都としての管理体制についてお願いします。 小池:最初の処分の問題でありますけれども、笹川先生の息子さんはどうなのか、ということですがご本人、笹川先生ご自身もずっとおっしゃっていたのはまず、親子であれ、それは人格が違うんだから、それを処分の対象にすること自体が間違っとるというふうにおっしゃっておられました。その処分の在り方が正しかったのかどうなのかは、今、都連の皆さま方があらためてお考えになることであり、私がそれに対してどうこう申し上げることはないと思っております。 それをまた、そういったことについてご判断をされるのは都民の皆さんじゃないでしょうか。そのことについてどうお考えになるのか、そういったことは都民の皆さま方が判断されるということになるかと思います。その判断をどう受け止めるかということが、今度は都連の課題ではないかと思います。 それから2番目の武蔵野の病院の件で、母体保護法の指定医師資格を持たない医師3名が、人工妊娠中絶を行っていたという問題でございます。まずこのことが指定医師資格のない、医師が人工妊娠中絶を行っていたということについては極めて遺憾でございます。そしてこれまでも都としまして、この病院に対して8月の時点から立ち入り検査を複数回、行っております。そしてこの件についてもその立ち入り検査の中で把握をしていたということで、10月の時点で警察に告発に向けた相談を行ってまいりました。受理されたのは昨日でございますけれども、告発の動きはずっと取っていたわけでございます。 そして私といたしまして、担当部局に対しましての警察との情報の共有や、また法令に基づきましてこれからも適切に対応するように、と指示をしたところでございます。この病院については理事長の方が亡くなっていた、そのままであるとか、非常にそういった問題も含めてかなり問題の多いところであり、これからもこういった類似のことなどが起こらないように、都としてもしっかりと見ていきたいと思っております。