【大シロギス】北九州・響灘に開かれた若松運河で天ぷらの具材を狙う
運河に戻ったのは古希ジイだけではなかった、シロギスも戻っていた!
この日、魚はどんなところに潜んでいるのだろうか。澪筋だったりカケアガリだったり手前の捨て石の際だったり、キスの着き場を探る釣り始めが投げの勘どころとばかり、気合いを詰め込んでリールを巻く。軽いオモリが潮に運ばれていく様子がコトンコトンと竿先に伝わってくる。 そして、巻きにかかるとすぐに重くなる。澪筋のカケアガリに差し掛かったのだ。さらに巻くと、いきなりゴンゴンと竿先を弾く感触。竿を頬に寄せてそーっと反応を聞いてみると、またゴンゴンと続く。掛かったのだ。上がって来たのはプリプリ丸々の運河キス。9号のハリに見合う大きさだった。 その後、二匹続いたがアタリがなくなったので今度は東へ。潮に逆らって投げてみるとまたきた。今度は西へ投げてまた掛ける。カケアガリに藻が生えていてどうもその根周りに魚はいるようだ。あっちでゴンゴンこっちでゴンゴン。時に二連で掛かったりして、結果12匹。やったー。ツ抜けだ。この時期では超絶釣果だった。
佳き、釣りの日のまとめ
あっという間にエサのコケブ(イシゴカイ)20gはなくなってしまった。エサはいつもこの量で、一日の釣りが充たされる。これは古希ジイの気持ちが続く量でもある。だからこの日も「もっとエサがあればもっと釣れたのに」と思ったりはしなかった。 ひと時楽しんだけれど潮が止まると魚もいなくなってしまった。せいぜい15℃の気温で北風がサブイ日だったけれど、潮が止まったと思ったらフワーッと暖かくなった。 今日は楽しかった、といつも対面に座る皿倉山につぶやいて竿をたたんだ。 キス天。家内と二人でぜーんぶ食ってしまいました。
響灘遊歩道緑地(響灘南緑地)
若戸トンネルか若戸大橋で若松に渡り、さらに響灘大橋を渡って入る。公園として整備されており、トイレや手洗いの水道もある。ただし、散歩を楽しむ人も多いので投げる際には充分配慮が必要。また、響灘大橋の入口交差点に釣具店があり、投げ釣り用の虫餌が常備されている。オールナイト入店可能だが、事前の顔認証登録が必要となる。
古希の釣人:春と秋は渓のフライフィッシング、夏は鮎の友釣り、また海でキスの投げ釣りも。九州を中心に、中国・四国地方へも遠征する