絶品イクラ、旬を迎えた紅ズワイガニ「角上魚類」年末商戦の舞台裏
一方の角上側も、安くておいしい地魚を手に入れるまたとないチャンスだった。有馬さんが興味を持ったのは「カイワリ」。関東ではあまり流通しない魚だが、シマアジのような味わいでおいしいそう。ハモも冬場の値段は夏の4分の1まで下がるため、有馬さんは、フライや天ぷらにすれば需要があると見込んだ。さらに、地元の人さえ見向きもしないという「タカノハダイ」も買い付け。「タカノハダイは雑魚扱いだが、食べたらうまい。うちが売る基準は、おいしいかおいしくないか」(有馬さん)。
翌朝、「角上魚類 つきみ野店」(神奈川・大和市)に、愛媛・八幡浜から魚が届く。鮮魚売り場で「愛媛フェア」を開催し、あのタカノハダイを始め20種類以上の地魚が並ぶが、果たして客の反応は――? 番組ではこの他、歴史的円安の影響もあり、価格が高騰している輸入サーモンを安く、安定的に確保するため、「角上魚類」がスタートさせたニッポン初の試みを紹介。 さらに、夏に日本海で捕獲した「本マグロ」を冬まで育てて出荷する、短期養殖の様子もおくる。 ※「ガイアの夜明け」より
テレ東プラス